中村あゆみ：娘が社会人になり青春再開　ジープで「キャンプ飯とかカヌーとか」

　ロックシンガーの中村あゆみさんが9月6日、東京都内で行われた第21回グッドエイジャー賞の発表・授賞式に出席した。娘が社会人になり、独立して学費がかからなくなったという中村さんは最近、白のジープを購入し、「すぐキャンプに行きました。キャンプ飯とかカヌーとか」と明かした。

　新車購入にあたっては「本当はいろいろ迷った。ミニクーパーとかフィアットとか、トヨタの最新のとか。あと四駆っぽいお尻（バックスタイル）のベンツとか。でも、ジープは一番裏切らないかな。乗ったら、もう『他は乗らなくていい』となっちゃった。一目ぼれです」と笑顔で語った。

　57歳の中村さん。受賞の際には「『私がここにいていいのかな？』というぐらいに足が震えています」と心境を吐露。自身の代表曲「翼の折れたエンジェル」（1985年）にかけて「あんまり、小っちゃいころから褒められたことがなく、翼が折れっぱなしの人生だった（笑い）。でも一つだけ、自分の人生をなるべく楽しく、毎日笑顔で過ごせるように、それだけを考えながら生きてきました。今日はこうして素晴らしい賞をいただけて光栄です。これを励みに、この翼が再生して、もう一回くらい飛べるように頑張ります」と語った。

　グッドエイジャー賞は、日本メンズファッション協会が主催。いつまでも「活（い）きいき・楽しく・かっこよく」をテーマに、年齢を重ねてもさらに人生を楽しみ、これから先もいろいろなことに挑戦してみようというバイタリティーあふれる著名人を「グッドエイジャー」として毎年9月に表彰している。

　21回目の開催となる今回は、シンガー・ソングライターのさだまさしさん、俳優の宮崎美子さん、中村さんら6人が受賞した。授賞式で中村さんは「翼の折れたエンジェル」を生歌唱した。