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三吉彩花:デビュー20周年も「常に前へ」 海外の仕事から刺激も アクションで“かっこいい女性像”を見せていきたい

 俳優の三吉彩花さんがこのほど、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で開催された大型ファッションイベント「第37回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 AUTUMN/WINTER(TGC)」に出演し、イベントの合間に取材に応じた。1996年生まれの27歳にして今年デビュー20周年を迎え、「今はすごく充実している」と仕事への手ごたえを口にする三吉さんに、20周年の心境やこれからの目標などについて聞いた。

 今回のTGCでトップバッターを飾った三吉さん。TGCには約1年半ぶりの出演で、有観客となり歓声が戻ってからは初めてのステージだった。

 「久しぶりに自分の気持ちもすごく高まって、とても楽しいステージでした。お客さんの熱気があるのとないとでは、全然違いますね。みなさんのパワーって、本当にすごく大きいんです。歩いて、それを実感しました」

 昨年は、高級宝飾ブランド「ティファニー」の初めての日本のアンバサダーに就任した。三吉さんにとっても大きな“出会い”だったという。

 「ティファニーというブランドを通じて、自分の考え方や世の中に発信していくことについての“点と点”が自分の中でつながっていきました。ティファニーは思想について理解できる部分が多いブランドでしたし、私の意見も尊重してくださって。深く信頼し合えるパートナーで、そういうブランドに出会えたことはすごく大きかったと思います」

 そんな新しい出会いも経験し、充実の日々を送る三吉さんは、今年がデビュー20周年。さまざまな経験をしてたどり着いた今に、手応えを感じている。

 「数字だけ聞くと『もう20年なんだ』って思いますけど、自分の中では活動していくうえでのゴールがあるわけではないんです。やっぱり、常に前に、前に……。作品も、一緒に作る人たちと丁寧に向き合って、より良いものを届けていきたいという思いがありますね。時には、すごく難しく感じる時期もありましたし、『楽しい』という思いだけでやっていた時期もありました。そんな“山あり谷あり”を経験して、20年目の今はすごく充実していると思います」

 これまでの中でも、特に印象的だったのは「海外のお仕事」と三吉さんは振り返る。

 「コロナの前も頻繁に行っていたんですけど、やっと昨年ごろから、また海外に行き始めています。コレクションを見に行かせていただくとか、いろいろなお仕事で行かせていただくのですが、やっぱり面白いですね。いろいろな価値観があって、いろいろなクリエーティブがあるから。そこで生まれるものを共有し合えるということがすごく楽しいです」

 そんな三吉さんがプライベートでハマっているのは料理。仕事帰りにスーパーに立ち寄って材料を買い込み、作り置きしている。よく作る料理はきんぴらで、「きんぴらにして、ちゃんと野菜を取るようにしています。簡単だし、根菜類がすごく好きなんです」と話す。最近は、肉じゃがを作るスキルも上がった。

 「これまでも、まずかったわけではないんですけれど『めっちゃいいな』と思う煮る時間が定まっていなかったんです。でも、最近はだんだんと……。ちょっと“くたっ”としているほうが好きなので、水分を多めにして、煮詰めて作るようにしていますね」

 そんな日常を楽しみつつ、俳優として活躍を続ける。

 これからの挑戦について尋ねると、「すでに(Netflixシリーズの)『今際の国のアリス』などでアクションシーンをみなさんに見ていただいていますけど、やっぱりアクションはすごく面白いので、もう少し作品で“かっこいい女性像”のようなものをお見せできたらいいな」と語った。

<プロフィル>

 みよし・あやか 1996年6月18日生まれ。ファッション誌「Seventeen」にて7年間の専属モデルを経て2017年に同誌卒業。近年ではNetflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス Season1,2」など話題作に多数出演。現在、「SK-Ⅱ」のアンバサダー、「ティファニー」のジャパンアンバサダーを務める。11月2日より日韓共同制作クライム・アクションエンターテインメント映画「ナックルガール」がPrime Videoで世界独占配信予定。

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