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ドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演する寺島しのぶさん=MBS提供
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ドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演する寺島しのぶさん=MBS提供

寺島しのぶ:異例の歌舞伎座デビュー 目頭を押さえる様子も 舞台初日までの日々に「情熱大陸」で密着

 俳優の寺島しのぶさんが、10月8日午後11時から放送されるドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系)に登場する。寺島さんは歌舞伎の殿堂「歌舞伎座」の本興行で異例の抜てきを受け、今月、歌舞伎座デビューを果たした。番組では舞台初日までの日々を独占取材。予告動画では、語気を強めながら「思いを伝えないと何も始まらない」と言い、目頭を押さえる様子が映し出される。

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 寺島さんは歌舞伎の名門・音羽屋の長女として生まれたが、男性が女性を演じる歌舞伎の世界。どうしようもない虚しさや屈折した感情をバネに、俳優の道をひたむきに切り拓いてきた。

 挑む演目は、三遊亭圓朝の「文七元結」を翻案した人情噺(ばなし)。人間国宝である父・七代目尾上菊五郎さんが演じ続けてきた人気作だ。それを山田洋次監督が、脚本・演出を一新して創り上げた。

 番組では、幼なじみで無名時代から苦楽を分かち合ってきた歌舞伎俳優・中村獅童さんとの、涙あり笑いありの共演も放送。また2004年に放送した情熱大陸の映像も紹介。20年の時を経て、妻になり、母となった等身大の姿にも迫る。

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