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木南晴夏:ベリーダンスを始めて「体のラインが変わった」 メリハリ度アップに期待中 主演連ドラ「セクシー田中さん」放送開始

 10月22日にスタートする連続ドラマ「セクシー田中さん」(日本テレビ系、日曜午後10時半)で主演する木南晴夏さん。役づくりのため、ベリーダンスに初挑戦し、「姿勢がよくなりましたし、体のラインが変わってきました」と語る木南さんに、同作への意気込みやドラマの見どころ、プライベートの過ごし方について聞いた。(取材・文/服部広子)

 クラシックバレエや日本舞踊、ダンスなどの経験のある木南さん。ベリーダンスは、これまでやってきた踊りと異なる点が多く、なかでも腰の動きに苦労した。

 「ベリーダンスは、腰を美しく見せることが基本。歩くときも腰から動き、回るときも腰から動く。とにかく動きの中心が腰なんです。レッスンを始めた当初は、腰回りの筋肉が硬くて思ったように動きませんでしたが、いまでは先生に褒めていただけるくらいになりました。

 この動きは、おなかの側面を非常に多く動かすことになり、くびれができやすいそう。また、常に胸を張った姿勢で腕をよく使うため、バストアップするとも聞いたので、期待しています(笑い)」

 ベリーダンスの衣装を着たときの感想をたずねると、「不思議と恥ずかしくなかった」とにっこり。

 「水着と同じくらい露出が多いのに、恥ずかしいという気持ちにまったくならないんです。先生から、『踊るときは、私を見て! と自信を持ちなさい』といつもご指導を受けていますが、その部分は衣装がかなり助けてくれています。今回、私がいちばんやるべきことはベリーダンスをしっかり見せること。本番でも緊張せずにレッスンの成果を出し切りたいです」

 主人公の“田中さん”は、地味で友達も恋人もいないアラフォー会社員。ベリーダンサーという別の顔があることを周囲にひた隠しにしながら、「いつか自分の名前でお客さんを呼べるダンサーになりたい」という夢を持って日々の生活を送っている。

 「田中さんはまっすぐに生きていて、ピュアで素直な女性です。人のいいところを見つけられるところがすてきですし、見た目や年齢のことで人から貶(けな)されてもうまく受け流せる強さがある。とても憧れます。田中さんがこれまでどう生きてきて、いまの田中さんになったのかというところを大事に演じたいですね」

 私生活はスケジュールを詰め込んで動き回る日々。ベリーダンスのほかにピラティスやゴルフのレッスン、絵画教室に通い、英語、中国語、韓国語も堪能だ。

 「ピラティスは体づくりのために始めました。背中の筋肉が鍛えられますし、肩の可動域が広がってきたことを実感しています。ベリーダンスも加わって、だいぶ体が絞れました。ゴルフはレッスンプロに教わっていて、フォームなどを改善したいと思っています。

 絵のほうは、美術史の知識と画家の表現テクニックが学べる教室へ。ルネサンス、ロココ、印象派、と時代に沿って描く手法を学んでいます。最近は、キュビスムの勉強をして、ピカソのような幾何学的な作図もしました。画材もアクリル、油絵など一通り触れて、絵具の重ね塗りなどの技法も習得できたら……。

 韓国語は役をきっかけに、ずっと勉強していました。コロナ禍で韓国に行く機会が減り、話す機会が減ってしまったんです。今年また韓国人を演じるために、役づくりを兼ねて発音などを学び直そうとレッスンに通い始めました。何事も学ぶことが好きなのかもしれないですね」

 2018年に結婚し、現在は1児の母でもある。仕事にプライベートにと多忙な生活のなかでの心がけを聞くと……。

 「共働きなので夫婦でお互い協力し合うスタイルですね。私が忙しいときは、夫が家のことをやり、子供の面倒も見てくれます。2人の忙しい時期がたまたま重なっていないことも好都合かもしれません。

 基本的に“自分がやりたいことしかやらない”というスタンスで、相手にも強要しないんです。相手に『やってほしい』と思ったり言ったりするくらいなら自分でやる。それは夫婦そろって同じです。

 たとえば、疲れて家に帰ってきたとき、溜まっている洗濯物があったとします。私が気になって洗濯したいときはやりますし、すこしでも早く寝たいときは手をつけません。私がやりたいときにやるだけ。だからストレスも溜まらないし、相手を責めるような気持ちにならないし、とてもうまくいっていると思います(笑い)」

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