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取材に応じた武井咲さん
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取材に応じた武井咲さん

武井咲:2児の母、30歳を迎え「悩みながらも自分らしく」 夫・TAKAHIROに助言を受けたドラマが放送

 俳優の武井咲さんが、後藤久美子さんとダブル主演を務めるドラマ「松本清張ドラマプレミアム『顔』」(テレビ朝日系)が1月3日午後9時から放送される。武井さんは23歳で結婚、現在は2児の母。昨年12月に30歳となり、節目を迎えた武井さんに、2024年の展望や、夫でダンス・ボーカルグループ「EXILE」のTAKAHIROさんから助言をもらったというドラマについて聞いた。

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 ◇大先輩・後藤久美子からもらったポジティブな言葉

 今回、同じ芸能事務所に所属する大先輩であり、母親としても大先輩の後藤さんから「ポジティブな言葉をたくさんいただいた」と振り返った武井さん。

 「『健康で、美しくあることが一番大事』とおっしゃっていました。『自分が幸せでいることが家族の幸せだから』と。後藤さんも若い時にご出産されていて、仕事とプライベートのバランスを取ってきた方だから、話の一つひとつがとても腑(ふ)に落ちました」

 武井さん自身は現在、子育てを第一にしながら仕事に取り組んでおり、今回が3年ぶりのドラマ出演。撮影では俳優としての楽しさも感じ、「俳優の自分と母親の自分、2人いたらいいのにな」と笑う。

 「次女はまだ小さいので、子どもたち優先で過ごしています。その中で今回ドラマのお話をいただいて、やはり自分を表現する俳優の仕事はとても楽しかったですし、ありがたい気持ちでいっぱいです。仕事も充実していけたら理想的なんですが……。ママでもある女優さんの話を聞いたりして、みなさんが葛藤されているのに共感して『こうやって悩みながらやっていくのかな』なんて思っています」

 子どもたちとの日々について聞くと笑顔がこぼれる。

 「子どもたちといると、小さな発見がいっぱいあるので癒やされます。散歩している時に話してくれることなどで成長を感じることがたくさんあって。『幸せだな』とか『うれしいな』と思いますね。どんどん大きくなるのが寂しくて……(笑い)。だから、休みの日はできる限り一緒にいて公園に行くとか、幸せを噛みしめながら過ごしています」

 昨年12月には30歳の誕生日を迎えた。

 「いざ自分が30代になると、自分が思い描いていた人物像になれているのかな……と感じます」と複雑な思いものぞかせながら、「自分らしくやっていきたいです。プライベートがあることで、すごくメンタルを保てているし、子どもや夫の存在が、自分を強くしてくれていると思います」と語った。

 さらに、仕事とプライベートについて今年の展望を聞くと…。

 「柔軟に考えたいですね。両立は、葛藤する部分もあるのでなんとも言えないですけれど、やっぱり仕事は楽しいなと思うので、ご縁があればぜひやっていきたいとも思います。家族の存在が大きいので、家族を大事に、家族が喜んでくれることを第一にやっていけたら。

 プライベートでは、最近ピラティスにハマっているのでもっと深めていきたいですね。自分だけの人生ではないから、子どもたちのことを第一に考えながら役者としてもうまくバランスが取れれば、そんなうれしいことはないですね」

 ◇歌唱シーンに向け夫に相談 「心強い助言があった」

 ドラマは、松本清張の同名の短編小説が原作。これまで何度も実写化されてきた同作を、現代版にアップデートした。武井さんは美しい顔と歌声を持ちながら「覆面アーティスト」として活動する井野聖良(いの・せいら)を演じる。

 撮影は「あっという間の1か月だった」と言う武井さん。歌を披露する場面もあり、歌唱シーンではグループ活動でボーカルを務める夫のTAKAHIROさんの協力もあった。

 「『ここが歌えないんだけど』と聞くと、『じゃあ、こうやって歌ったらいいんじゃない』とか、難しいところはアドバイスを聞きました。不安なときは、やはり家族に話をするのですが、さらっと心強いアドバイスをもらえてすごく助かりました」

 ダブル主演する後藤さんは、人権派の弁護士・石岡弓子を演じる。弓子は殺人を犯した現場から立ち去る聖良を唯一目撃していた人物。2人が再会し、物語は二転三転するスリリングな展開となる。

 武井さんはドラマを「松本清張ならではの面白さが含まれた、すごくきれいなストーリー」と表現。さらに、「制作発表の時に、後藤さんが『第1弾です』っておっしゃったんです。隣で私は『ということは、第2弾があるのかな?』と思っていて(笑い)。少し期待しています」と続編への期待ものぞかせていた。

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