田中道子：帝国劇場「ここへ立っているだけで非日常感」と建築家のこだわりに感嘆　「新美の巨人たち」で

　俳優の田中道子さんが、テレビ東京の番組「新美の巨人たち」（土曜午後10時）の1月13日放送回に出演する。今回はミュージカルの殿堂・帝国劇場（東京都千代田区）を取り上げる。予告動画では、1級建築士の試験に合格した田中さんが、ステンドグラスを大胆にあしらったロビーの階段を上りながら、「ここへ立っているだけで非日常感なんですよ」と建築家のこだわりに感嘆する様子が映し出されている。

　1966年に竣工された帝国劇場は、再開発による取り壊しが決定し、2025年に閉館する。歴史をひもとくと、世界一の舞台を作ろうとした演劇人・菊田一夫さんの情熱と、建築家・谷口吉郎さんの苦心とこだわりがあった。

　番組には、1987年の「レ・ミゼラブル」の初演から、帝国劇場の舞台にたびたび立ってきた俳優の鹿賀丈史さんも登場するほか、“特撮の神様”円谷英二監督が舞台演出のために撮影したフィルムも公開される。