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上戸彩:夫の応援で「自信が持てた」 昨年、第3子を出産 子育てと仕事に励む日々を語る

 昨年、第3子を出産した俳優の上戸彩さん。出演する「Amazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』」が、Prime Video(プライムビデオ)で世界独占配信されている。「2023年は怒涛のように過ぎました。『沈黙の艦隊』の撮影をして、出産して……。家族が増えた中で仕事を無事にやり遂げることができ、“感謝イヤー”でしたね」と振り返る上戸さんに、子どもたちとの生活や同作について聞いた。

 ◇私は“売れっ子3人組アイドル”のマネジャー

 「もう毎日、いっぱいいっぱい。子どもが2人だったときとは、まったく違いますね。子どもたちはそれぞれ4歳差。4歳の長男を幼稚園へ送り出した後は家で何をしようかなという自分の時間ができるタイミングでしたが、今は3人目が生まれたので、自分の時間はほとんどありません。

 常に“今、目の前にあることが無事終わればいいな”と思っていますね。毎日、自分と子どもたち、合わせて4人分の予定がある。だから一日が、予定をクリア! クリア! クリア! って片付けている感じです」

 長期的な産休・育休は取得せず、子育てと仕事に励む日々。モチベーションを聞くと「やっぱり“外の空気”を吸えることは幸せ」と話す。

 「一日中、子供と向き合うことは幸せなことだと思っていたんですが、そうすることほど大変なものはなくて。子供と少し離れて“外の空気”を吸って、いつもとは違う方と会話をして……。家では“売れっ子3人組アイドル”のマネジャーをしているようなもの(笑い)。唯一の“自分の時間”がお仕事です」

 ◇結婚で仕事を辞める選択がなくなった

 一方、10~20代前半のころは“結婚したら仕事を辞める”つもりだった。結婚したのは2012年、27歳のとき。

 「若いころは忙しすぎて、結婚したら仕事を辞められる、いまはがむしゃらに働くしかないんだという気持ちでした。特に10代は“20歳になったら自由になる”という思いで過ごしていました。でも、旦那さんは仕事をしている私のことをとても応援してくれ、自信を持たせてくれた人でした。

 だから仕事を辞めるという選択肢はなくなって、いまは“これからどういう仕事をしていくか”を家族とも常に話し合っています」

 「沈黙の艦隊」への出演にも、家族の後押しがあったという。

 「旦那さんは原作のマンガをかなり読んでいたようで、面白いから絶対やった方がいいよという感じでした。

 若いころ思い描いた結婚や家庭の形とは少し違いますが、とても幸せですね」

 ◇ドラマ版で市谷の存在感と役割がより鮮明に

 「沈黙の艦隊」は、日本初の原子力潜水艦を題材にしたストーリー。上戸さんは、原子力潜水艦保有計画の真相を国民に伝えようと奮闘する報道ニュースキャスターの市谷裕美(いちや・ひろみ)を演じた。市谷の姿に、いまのテレビを取り巻く問題との共通点を感じたという。

 「この作品の撮影が終わった後、テレビにもいろいろ変化があって、“真実を伝えるべきでした”と謝るキャスターの方の姿をたくさん見ました。“報道は、真実を伝えなきゃいけない。自分の思考や思いも乗せて伝えなくてはいけない”という市谷の気持ちを思い出しました。やはり報道番組は真実を伝えるものであってほしいと改めて思いました」

 1988~96年に連載された、かわぐちかいじさんの大ヒットマンガが原作で、市谷は実写版のオリジナルキャラクター。昨年公開された劇場版では数シーンの登場にとどまったが、ドラマ版ではその存在感と役割がより鮮明になる。

 「ドラマ版の配信はうれしいですね。市谷は、約30年前の原作と現代とをつなぎ、視聴者の方の気持ちを代弁する重要なキャラクター。市谷の取材や報道番組が、物語をより現代らしく身近に感じさせてくれるはずです」

 *……「Amazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』」は全8話。日米で極秘裏に開発された、日本初の原子力潜水艦シーバットの海江田四郎艦長(大沢たかおさん)が、シーバットに核ミサイルを積んで逃亡する……というストーリー。前半は昨年9月に公開された劇場版に未公開シーンを加えて再構成した。後半で劇場版の続きとなる沖縄沖海戦、東京湾海戦を描く。

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