うちの子とわたし：吉田美月喜　愛犬ヨークシャー・テリアのちょこは元気いっぱい！　1日2回の散歩は不可欠、私の靴下がお気に入り

　著名人と“家族”を紹介する企画「うちの子とわたし」。今回は主演映画「カムイのうた」が公開中の俳優、吉田美月喜（よしだ・みづき）さん。ヨークシャー・テリアのちょこちゃん（3歳）の写真を「我が家の“ちょこ”でございます」とちゃめっ気たっぷりに紹介し、「こんなふうに“ちょこ”のことを話すのは初めて！ ワクワクします」と笑顔を見せる吉田さんに、ちょこちゃんとのなれそめや、暮らしについて聞いた。

　－－ちょこちゃんとのなれそめや名前の由来を教えてください

　突然、母が連れてきたんです！　私が4歳ぐらいのとき、飼っていたヨークシャー・テリアのリリィが亡くなって母がペットロスになっちゃって。何年かたって徐々に回復してきて、ときどき可愛い犬を見つけると写真をスマホへ送ってくるようになって……。立ち直りつつあるんだなと思っていたら、また犬の写真が送られてきて、家に帰ったら写真の犬がいました（笑い）　それがちょこです。

　母が言うには、私が18歳になるので責任を持って飼いなさいという気持ちで連れてきたらしいですけれど、絶対ウソだと思います（笑い）　母がたぶんひと目ぼれして連れてきたんじゃないかな。

　名前はひらがなで“ちょこ”なんです。いまは毛色が変わりましたが、家に来た当初はチョコレートみたいな色をしていたんですよ。

　ーーちょこちゃんはどんな子ですか

　とっても元気です！　元気すぎて、散歩にたくさん行かないと寝てくれないですね。1日2回の散歩は不可欠で、毎回30分ぐらいは散歩しています。あまり抱かれることもなく、しっかり歩いて、時間があるときは1時間ぐらい散歩することもあるんです。

　家族でごはん係とか、散歩係とかは決めず、朝遅く出る人が散歩をするとか臨機応変に世話をしています。家族みんなで散歩に行くこともありますね。

　－－いちばん可愛いところはどんなところですか

　常に可愛いです（笑い）　もう親バカなんですけど、夜、寝ようとすると私の上に乗っかってきて縄のおもちゃを顔に投げてきて……。「遊べ！　遊べ！！」って。寝る時間なんだから寝てよって思うんですけど、可愛くて……。ついつい遊んでしまって寝るのが遅くなっちゃう。

　あと寝顔が可愛いですし、寝息も可愛いです。大好きです！

　ーーちょこちゃんのお気に入りの遊びは

　私の靴下がお気に入りみたいで、見つけるとダッシュで取って離してくれないですね。ひたすらブンブン振り回して遊んでいます。

　ーーちょこちゃんに伝えたいことはありますか

　「家を平和にしてくれてありがとう」って伝えたいですね。

　家族でケンカをすることもあるんですけど、ちょこが来てからケンカが長引かなくなりました。やっぱり、ちょこを怖がらせたらダメだなと思うので。それに、母とケンカをすると、ちょこが母の様子を見に行ってくれて母がクールダウンして、私も悪かったなと気づいて……。冷静になれる時間を作ってくれるので、ありがとうって感謝しています。

　やっぱり人の感情って伝わっていますね。悲しんでいると、すぐに近寄ってきてくれて体を寄せてくれたり、いっしょに寝てくれたり。癒やしでもあり、支えでもあります。

　ーー公開中の「カムイのうた」についてメッセージを

　アイヌ文化を初めて日本語に訳した知里幸惠さんをモデルにした物語です。知里さんは差別や迫害を受けながらも、自分にとって大切なアイヌ文化を守る、残すことに命を捧げ、19歳で亡くなりました。私は知里さんをモデルにしたテルを演じましたが、初めて知ることが多く、知里さんに憧れるとともに、とてもショックな内容でもありました。

　今もアイヌの方への差別が残っているところもありますし、世界的に見てもいろんな争いが起きている。知らない文化や人のことを知ろうとするのは、とても勇気がいる、怖いことだと思います。だから、まず『知ろう』という一歩を踏み出す。その勇気を持とうと、私はこの作品で学びました。そして、それをみなさんに伝えたいです。

　＜プロフィル＞

　よしだ・みづき　2003年3月10日生まれ、東京都出身。2017年にスカウトされ、芸能活動を開始。2023年には、主演映画「あつい胸さわぎ」「カムイのうた」が公開。現在、主演連続ドラマ「マイストロベリーフィルム」（MBSほか）が放送中。6月から上演される舞台「デカローグ7『ある告白に関する物語』」で主演を務めることが決定している。