板谷由夏：連ドラ「東京タワー」クランクイン　「2人の会話で呼吸が合致するところがあればいい」

　俳優の板谷由夏さんが出演する連続ドラマ「東京タワー」（土曜午後11時、テレビ朝日系）が4月20日、スタートする。このほどクランクインした。板谷さんは、クランクインの感想を「今日のシーンを乗り越えられたので、もうこの先は大丈夫な気がしています」と語った。

　原作は江國香織さんの恋愛小説「東京タワー」。板谷さん演じる人妻で建築家の浅野詩史と、「King ＆ Prince」の永瀬廉さん演じる20歳以上年下の医大生・小島透の愛を描く。クランクイン当日の撮影は、建築関連シーンを監修する隈研吾さんの隈研吾建築都市設計事務所で行われた。

　板谷さんは「私も初日ということで緊張していましたし、どんな現場も初日の特別感というのはあって、お互い探り合うようなところがあるのですが、私の中では永瀬さんと透をイコールで見られたので、いいスタートが切れました」と語る。

　恋に落ちるシーンについては、「初日で探り探りだった部分がありましたが、空気感はすごく自然に“呼吸”ができた気がします。『あ、これが透と詩史なんだろうな』と思う場面が何度もありました。恋愛だから、2人の会話の中でいくつか呼吸が合致するところがあればいいとは思っていて、今日だけでなくこれからもそういう瞬間を探しながらやっていきたいなと思っています」と振り返った。

　さらに、「今回初共演となる永瀬さんと、パートナーとしていいものを作っていきたい。見てくださる皆さんの心を鷲掴みにするような作品にしていけるよう頑張りたいです」と意欲を語っている。