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菜々緒:見た目は有能、中身は無能のヒロインに 「無能の鷹」を実写化 「すごく運命や使命を感じています」

 俳優の菜々緒さんが、10月期にテレビ朝日系“金曜ナイトドラマ”枠(金曜午後11時15分、一部地域を除く)で放送される「無能の鷹」で主演を務めることがこのほど、明らかになった。電子書籍で原作を読んだという菜々緒さんは、「コメント欄に『菜々緒で実写化してほしい!』といううれしいご意見がいくつも見受けられました」と喜びを語り、「この作品に、すごく運命や使命を感じています」と明かした。

 また、原作を読んだ際に「今までにないお仕事コメディー」という感想を持ったといい、「ヒロイン・鷹野ツメ子が最初から最後までずっと無能(笑い)。ダメな主人公が切磋琢磨(せっさたくま)しながら、最終的に成長していくストーリーではないんです。新しい風が吹いたなという印象の原作でしたので、この令和の時代に、そんな斬新なお仕事コメディーをお届けできるのがすごく光栄です」と語った。

 ドラマにちなみ自身の無能エピソードを聞かれると、「実は音読がすごく苦手で、カンペを読むのが不得意なんです。何回も噛んでしまって、何回もNGを出して……。このお仕事を始めて15年近くたつのですが、いまだに慣れません。小学校の時から、授業で音読をするのが恐怖で仕方がなくて。それだけは、克服できないままですね」と明かし、「だけど、鷹野は失敗しても何も感じないんですよね(笑い)。その精神性は、すごく勉強になります」と語った。

 ドラマは、女性コミック誌「Kiss」(講談社)で連載中のはんざき朝未さんの同名マンガの実写化で、菜々緒さんが同局のドラマで主演を務めるのは初めて。

 菜々緒さんが演じる鷹野ツメ子は、超有能そうな見た目だが、コピーもできない、パソコンも起動できない、想像を絶するレベルの“無能”にもかかわらず、それを全く気にせずにすがすがしいままに生きる23歳の新入社員。そんなツメ子が、なぜか大口の契約を成立させるなど、次々と奇跡を巻き起こしていく……というストーリー。

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