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連続ドラマ「青島くんはいじわる」の最終話を前に取材に応じた中村アンさん
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連続ドラマ「青島くんはいじわる」の最終話を前に取材に応じた中村アンさん

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中村アン:今月37歳に 年々楽しさが増し「生きてるなって感じ」

 俳優の中村アンさんが人気グループ「Snow Man」の渡辺翔太さんとともにダブル主演を務める連続ドラマ「青島くんはいじわる」(テレビ朝日系、土曜午後11時)の最終話が9月14日に放送される。最終話を前に、中村さんに自身の恋愛観などを聞いた。

 ◇キャリアを重ね納得のいく自分に 「去年より今年が楽しい」

 17日に37歳の誕生日を迎える。年齢を重ねて、美容や健康への知識も増え、できることを無理なく続ける中で、「根本にスポーツがある」と言い切る。

 「モヤモヤしたときなど、ガーッと有酸素運動をすると、脳がすごくスッキリする。考え事や、なんか年を取ってきたなとか思うと、ちょっとネガティブになることもある。昔のインタビューで言ったこともあるんですけど、運動は“運を動かす”と思うんです。だから立ち止まって考えるより動こうって」

 「立ち止まるより動こう」は仕事との向き合い方にも当てはまる。

 「ずっと仕事ばかりしていると体が疲れたり、ビジュアルにも出てきちゃったり……ということもありますが、逆に休みすぎるとまたネガティブな部分が出てきてしまう。メリハリをつけて、いろんな人と関わりながら、自分で考えて発信していくのも好きだし、積極的に動きたいなって思います」

 今後について尋ねると、前向きな凛々しい表情で語った。

 「40歳が近づいてきて、年々『去年よりは今年のほうが楽しい』って思います。1個1個キャリアを重ねて、少しずつ納得のいく自分というか、すごく生きてるなって感じがします。すべては出会いとかタイミングではありますけど、お仕事も受け身にならず、やってみようっていう気持ちを忘れずにチャレンジしていきたいなって思っています」

 ◇「王道ラブコメは光栄でした」

 ドラマは吉井ユウさんの同名マンガを実写化。恋愛から離脱した35歳干物系女子・葛木雪乃(中村さん)と、恋愛に興味のない9歳下の青島瑞樹(渡辺さん)との小さなウソから始まった年の差“協定恋愛”を描いている。

 中村さんは「王道のラブコメができて光栄でした」という。

 「作品はすごく“ど真ん中”で、周りからも好評です。40歳、50歳ぐらいの知り合いの方からも、『すごくいいよ。最近なかったよね』と言われました。王道はなんだかんだ好きだし、1回ちゃんと向き合えたっていうのは私自身もやっぱり光栄でした」

 演じている雪乃については「私、ほぼ雪乃なんで。共感しかなかった」という。

 「今月37歳になるんですけど、20代は仕事をひたすら頑張り、30代になって時間的にもプライベートを楽しめるようになって、気づいたら“いい年だな”って。年齢のせいにするのはよくないけど、結婚とか出産とか、逃げられないワードがわりと現実的になってきました。

 周りからは『アンちゃん、自立しすぎなんだよ』と、よく言われます。『えー、そんなこと言わないでよ』って。雪乃もきっと男性に寄りかかりたいときもあるし、頼りたいけど、自分でなんとかしようとするのが染みついちゃってて可愛げを忘れちゃうというか。共感できるところだらけでした」

 ◇9歳年下との恋愛は「人生で1度ぐらいはあり」

 中村さんは、今では相手が年上か年下かは気にしないが、「昔は年下は絶対に嫌でした」と振り返る。

 「1歳下の弟に対してすごく子供だなって感じていたので、20代前半は、なんとなく恋愛対象ではないなって思っていました。でも今は、私も年を重ねて結局は年齢じゃないんだな、と考えが変わりました」

 自身は9歳下と恋愛するのはあり得るか尋ねた。

 「『好きになるのに年齢は関係ないよ』って言いますけど、実際9歳差となるとやはり年の差が気になることもありますよね。仕事の面だけなら(年齢差を)感じなくても、プライベートになるとやっぱりあるじゃないですか。そこでいかに噛み合うかですよね。人生で1度ぐらいは、ありなんじゃないかな(笑い)」

 <プロフィル>

 なかむら・あん 1987年9月17日生まれ、東京都出身。2015年、連続ドラマ「5→9~私に恋したお坊さん~」(フジテレビ系)で本格的に俳優デビューを果たす。以降、「SUITS」(フジテレビ系、2018年・2020年)、「グランメゾン東京」(TBS系、2019年)、「着飾る恋には理由があって」(TBS系、2021年)など話題作に出演。2024年冬に、スペシャルドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)、映画「グランメゾン・パリ」の公開を控える。

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