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トーク番組「徹子の部屋」に出演したpecoさん=テレビ朝日提供
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トーク番組「徹子の部屋」に出演したpecoさん=テレビ朝日提供

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peco:「ryuchellが安心して見ててくれることが、一番うれしい」 息子と一緒に前を向いて生きたい 「徹子の部屋」で

 モデルでタレントのpeco(ぺこ)さんが、9月19日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した。今年5月、ベストマザー賞を受賞。「もうめちゃくちゃうれしかったです」「私にとってママっていうもの、自分がママであることが、自分の背中をいつも強く強く押してくれて、ママっていう事実のところでこういう賞をいただけたのはすごくうれしかったです」

 息子は6歳。ディズニー映画「リメンバー・ミー」という死者の世界を描いた作品が息子は数年前から大好きで、よく「死ぬってどういうことなの?」「何でお空に行ったのに落ちてこないの?」など子どもらしい死についての質問をよくしてきた。率直に答えようと「煙になってお空に行くんだよ」などと答えてきた。

 昨年、元夫のryuchellさんが亡くなった際、悲しい、つらい、さみしいという思いを息子と二人で話したが、この映画のおかげで息子はまっすぐ受け入れたと感謝。息子はryuchellさんがもういないとわかっている。しかし、気持ちはいつもそばにあるという思いで、例えば「ママ、ここにこれ置いたでしょう」「ママ置いてないよ」「じゃあ、置いたのはダダ(ryuchellさん)だね」というふうに、常日頃から当たり前のようにユーモアを交えて名前を出すという。「私もうれしいし、ryuchellも一番うれしいだろうなと思っています」

 ryuchellさんとの出会いは東京・原宿の古着店。初めてあいさつをしたとき、「すごく好き」「タイプ」と思うと同時に、きっと男の子が好きだろうなと何となく思った。しかし、ディズニーランドで告白され、「私はryuchellと出会ってから去年までずっとすごい幸せというか、ryuchellからもらった愛をまっすぐ受け止めてきてました」。

  数年前に告白があった。「私と出会うまで、ずっと男の子のことしか好きになったことがなかったし、まさか女の子を好きになって結婚するなんて思ってもいなかったと話してくれて。墓場まで持っていこうと思っていたその気持ちが、大きくなってきてしまって、もっと自分らしい自分でいたいんだと話してくれました。もちろんびっくりはしたんですけど、何があっても受け入れて一緒に歩んでいくっていう覚悟で結婚して、一緒に親にもなったので、私はそれを受け入れるし、これからは人生のパートナーとして息子の親として一緒に歩んでいこうと話していました」「勇気を出して話してくれてありがとうという気持ちと同時に、(結婚が)私でよかったのかなというくらい、びっくりはしました」

 「一番言いたかったはずであろう私に、一番言えないことだったと思うので、私の知らないところできっと苦しかっただろうし。私と出会ってから本当の自分を伝えてくれる日まで、葛藤もあっただろうけど、まっすぐな愛をくれたことを私は誰よりもわかっているから。私は人生のパートナーとしてryuchellにそれを返していきたいなって今でも思っています」

 「(出会えたことは良かったと)もちろん思ってます。私と出会ってくれて、一緒になってくれて、息子と出会わせてくれて、息子をいま私の目の前に残してくれていること。本当にもうこれは一生かけても感謝しきれないことです」「あれだけ愛し愛されるというか、相手に出会えたことが本当に幸せだったし、ラッキーだったなって思います」

 ryuchellさんの告白があったのは、息子が4歳になった頃。きょうだいをという思いで保護犬を迎えた。2歳で体重は18キロ近い。大型犬寄りの中型犬で、アリソンという名前だ。「この2人の仲良しのところを見るのが一番の癒やしです」

 昨年9月、すべて自分でデザインする、新しいブランドをスタートさせた。「自分が着たい大好きな昔のドラマに出てくるお洋服って、いまは売っていなくて、それを着たいという一心で自由気ままに作らせてもらえて、感謝です」。米テレビドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」が大好きで、「その登場人物になれるようにと思って(新ブランドを)やってます」。

 これからも前向きに生きていこうと決めている。「ryuchellが安心して見ててくれることが私は一番うれしいので、息子と一緒に、アリソンと一緒に、前を向いて生きたいなと思ってます」

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