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9月に創刊20周年を迎えた美容誌「MAQUIA(マキア)」(集英社)のモデルを務める小嶋陽菜さん。10月18日まで東急プラザ原宿「ハラカド」(東京都渋谷区)で行われている同誌の体験型イベント「マキアサロン@ハラカド」を訪れた小嶋さんに、経営者としてのものづくりのこだわりなどを聞いた。(前後編の後編)
◇熱量高く友達に話せるアイテムを届けたい
小嶋さんは、2018年6月にライフスタイルブランド「Her lip to(ハーリップトゥー)」を設立。洋服やコスメなどをプロデュースし、ポップアップショップを開催すると、小嶋さんに憧れる女性たちが行列を作るほど、人気を博している。
「私はやっぱりファッションも好きだし、ビューティーもすごく好き。今まで自分でいろんなものを使ってきて、気に入ったものがあれば、友達に熱量高く語って勧めることが多かったんです。自分が作るものもそうでなきゃいけないと思っていて、友達に好きなポイントを話すように、買ってくださるお客様にもその熱量で伝えられるものを作ることがポリシーです。いいものをたくさん使ってきたからこそ、それを超えるものを出さないといけないというプレッシャーもあります」
◇経営者になり、表舞台までの人の関わりを知ることができた
ブランドを設立してから7年目、会社を作ってからは5年目になり、タレントとして表に出る仕事と、経営者として社員を導いていくという仕事を両立している。
「日々、大変だなって思いながらも、課題と向き合って続けています。でも私自身は、仕事とプライベートがすごくシームレスなタイプで、経営しながらメディアに出るっていうのも、すごくシームレスで、自分のスタンス的にはあまり変わらないかな。自分がしっかり芯を持って誠実でいることがいちばん大事だと思っています」
両方やってみてメリットを感じたのは「人との関わりに気づけたこと」だという。
「自分のブランドでもイベントを行っているので、イベントも、きょうに至るまでにどんな人とコミュニケーションして作り上げているのかというのがわかるようになりました。演者側のときは、整えられた場所で『とにかく良いパフォーマンスをする』ということに集中すればよかったのですが、制作側はまた違う視点なので、それぞれの点が線になることで、コミュニケーションの重要さに気づきました」
◇周りのすてきな先輩が見本 経験を重ねて、成長していきたい
自身のブランドでは、洋服だけでなく、ボディケアコスメや、洋服を美しく着るためのインナーなど、幅広いアイテムを生み出している。「ファンの方からリクエストもいただくので、いろいろアップデートしていきたい。年齢的にもライフステージの変化がある年代だと思うので、 自分やその周りに合わせてアップデートできたらな」と語る小嶋さんは現在36歳。目指したい女性像を聞いた。
「40代っていうものがちょっと近づいてきた感じで、どうなるんだろう?って不安もありつつ、40代の周りの先輩にすごくすてきな方が多いので、楽しみでもあります。だから、たくさんの経験を重ねて、周りのお姉さんたちみたいな40代になりたいな。20代の時よりはもっと努力が必要になって、気にすることが増えてくる。いつ何を食べても大丈夫だったけどそうはいかなかったりとか、自分のメンタルだったりとか、悩みも増えていくと思いますが、自分と向き合いながら成長できたらなと思います」
<プロフィル>
こじま・はるな 1988年4月19日生まれ。埼玉県出身。2005年、アイドルグループ「AKB48」の1期生として活動を開始。“こじはる”の愛称で人気を博し、2017年に卒業。モデルとして雑誌「MAQUIA」(集英社)、「sweet」(宝島社)などに多数出演。2018年6月、自身のライフスタイルブランド「Her lip to」を設立し、企画、プロデュースを手掛ける。2020年heart relationを創業し、代表取締役CCOを務める。
*……「マキアサロン@ハラカド」は9月に創刊20周年を迎えた美容誌「MAQUIA」(集英社)の体験型イベント。東急プラザ原宿「ハラカド」(東京都渋谷区)で10月18日まで開催中。午前11時~午後9時(※ライブ配信などで入場できない場合があります。詳細は、MAQUIA公式SNSアカウントで確認を)。入場は無料(※一部コンテンツは事前予約制)。週替わりで小嶋さん、鈴木えみさん、与田祐希さん、MEGUMIさんらの推しコスメを展示・紹介する。