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ユニ・チャームの「ソフィ 女性のウェルビーイング新提案 発表会」に出席した産婦人科医・高尾美穂さん
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ユニ・チャームの「ソフィ 女性のウェルビーイング新提案 発表会」に出席した産婦人科医・高尾美穂さん

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産婦人科医・高尾美穂:心身の不調に「我慢する以外の選択肢を手に入れて」 対策には「まず記録を」

 産婦人科医の高尾美穂さんが10月9日、東京都内でユニ・チャームの発表会に出席し、「女性の不調」について話した。「女性がホルモンに揺さぶられる不調は、生理前、生理中をはじめ、妊娠中から産後、更年期」とし、「調子が悪い方は、その状態をどうにかしたいと思ってほしい。この時期を乗り越えればどうにかなる、なんとかなると思ってしまう人も、我慢する以外の選択肢を手に入れてほしい。そういう時代だと思います」と話した。

 「不調がある場合には、なぜ調子が悪いのか、自分の生活をさかのぼって考えてみる。自分なりの記録を残していくことが、まずできるアクションの一つ」とアドバイス。「体調の変化とともによく眠れた、仕事が忙しかった、パートナーとケンカしたなど、一日のいろいろなできごとが、自分の体調に影響しているかもしれないという考え方をもつ」ことを勧めた。

 記録は「産婦人科医を受診する際にも、いい材料になる」という。

 「日常でできる対策をしても不調がよくならない、繰り返すという場合は、ぜひ婦人科医に相談するとよい」とし、産婦人科医などの専門家でなくてもパートナーや友人などに自身の不調や、状態について話すことを提案する。

 「生理について話せる時代になった。言葉や文字にすると物事が整理されて、自分なりに始めて気がつくこともある。婦人科にきていただくときも、自分の記録を持ってきていただけるとすごくありがたいです」

 また、「これくらいのことで産婦人科医に相談するのってどうなんだろうか」という気持ちになると問われると、「『これぐらいのことで……』というけれど、人と比べられることではない。『生活に支障が出る』というのは、会社勤めをしている方が『生理休暇を取りたい』という状態になること。すでに生活に支障が出ている状態なので、次のアクションを起こした方がいい」と話した。

 ユニ・チャームは同日、新しい生理管理アプリ「ソフィ Be」を発表。同アプリは、生理日を入力することでホルモンの波をグラフで可視化し、体調との関係性を一目で分かるようにした。生成AIを活用したチャット機能、妊活モードも備える。発表会は「ソフィ 女性のウェルビーイング新提案 発表会」と題して開催された。

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