Netflixのドラマシリーズ「阿修羅のごとく」(2025年1月9日配信スタート)の完成報告会が12月2日、東京都内で行われ、四姉妹役でメインキャストを務めた宮沢りえさん、尾野真千子さん、蒼井優さん、広瀬すずさんが出席。宮沢さんが「私は実のきょうだいはおりませんけど、実の妹ができた気持ちでおります」と3人との共演を振り返った。
日本のホームドラマの礎を築いた脚本家・向田邦子のドラマシリーズ「阿修羅のごとく」(1979~80年)のリメーク。かつて向田と共に仕事をした八木康夫プロデューサーが企画し、「そして父になる」(2013年)や「万引き家族」(2018年)などで知られる是枝裕和監督が手掛けた。原作と同じく1979年が舞台で、年老いた父の愛人問題をきっかけに、四姉妹が阿修羅のように時に争い、時に笑いながら、それぞれが本当の幸せと向き合っていく物語。
完成報告会では、是枝監督がビデオメッセージを寄せ、「宮沢さんと尾野さんだけだと収拾がつかない。それを蒼井さんがうまくまとめていただいていた感じ。(末っ子役の)すずが一番しっかりしていたと思う(笑)。楽しそうでした。端から見ていて幸せでした」と楽しげな撮影エピソードが明かされた。
監督からの“暴露”を受けて、宮沢さんが「本番以外はずっとしゃべっていて(笑)。監督が優しいので、話し終わるのを待ってくださっていました」と話すと、尾野さんは「絶対すずがしっかりしてないよね」と“抗議”。広瀬さんから「いやいや……!」とツッコまれると、尾野さんは「そういうことにしておきましょう(笑)」と納得がいかないように返事して、会場の笑いを誘った。
“まとめ役”だったという蒼井さんは「セットの中でも収拾つかないときがあったので……18分間ずっとふざけるっていう(笑)」と明かすと、すかさず尾野さんが「あんた、根に持つわね」と冗談交じりにツッコミ。宮沢さんは「本番までの空気感作りのつもりでした(笑)」と弁明し、尾野さんは「仲が良かったということで(笑)」とまとめていた。
完成報告会には、八木プロデューサーも登壇した。