1月5日にスタートする2025年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で主演を務める横浜流星さん (C) NHK
1月5日にスタートする2025年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で主演を務める俳優の横浜流星さん。演じる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)は、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされ、“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった快男児だ。「皆さんに愛される蔦重を作っていければいいなと思っています」という横浜さんに、放送に向けて話を聞いた。
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蔦屋重三郎の生涯を描く「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマ。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛ける。
横浜さんがNHKのドラマに出演するのは今回が初。いきなりの大河ドラマ主演となったが、「選んでいただいたからには、覚悟と責任を持って作品を届けたいと思います」と意気込む。
撮影開始から約半年が経過。覚悟と責任の中で、日々作品と向き合ってきた横浜さんは「いい意味で大河ドラマらしくないんです」といった印象を抱く。
「スケール感とかは大河らしいのですが、描かれるのは商いの戦いで、ビジネスストーリーというか喜劇というか、展開がスピーディーでエンタメにもなっている。あとは森下先生が作った世界における江戸時代の人々が陽気な方が多いので、若い人たちにも構えずに見てもらえると思いますし、そうなるためにどうすればいいのか、日々、話し合っています」
横浜さんは主人公の蔦屋重三郎の一番の魅力は「自分ではなく、誰かのために動けるところ」だと考える。
「吉原や女郎、絵師、そして世の中。そう思える人間は強いと思いますし、そう思えることで何倍にも力になって、周りからも協力も得られるので。自分も、自分のためだけでなくて、誰かのために頑張れるような人間でありたいなと思っています」
そんな魅力的な蔦重と自分とを比べて「似ているとこもあるし、似ていないところもある」と横浜さんは話す。
「ただ共感性の高い人物だと思ってはいて。見てくださる方々の目線にいるような人物なので、感情移入はしやすい人物だなと。人間くさいし、情けないところもあるのですが、本来みんながこう生きたいなと思うことができる人でもあると思いますし、毎回、彼の行動力には驚かされます。その行動力の裏には誰かのために、というのがあるので、人間としてリスペクトしています」
まだまだ続くドラマの撮影。蔦屋重三郎の人生が「波瀾(はらん)万丈すぎて、とにかく心も体も疲れる」と本音を漏らす横浜さんは健康面では「食事と睡眠が大事」と考える。
「体が資本の仕事ではあるので、それが一番。もっと体力をつけて、体を壊さず走り切りたい」
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