俳優の樫山文枝さん(83)が、1月29日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。夫で俳優の綿引勝彦さんが亡くなって4年、結婚するまで実家暮らしだったため、人生で初めて一人暮らしになった日々を語った。
「時々、夜なんかはすごく寂しいなと思いますけれど、1人の時間もこんなに豊かなものだったのかなと思いまして」と話した樫山さん。
「セリフも朝起きた途端に言ってみたり、真夜中に思いついたらやってみたり。『いい加減にしろ』と言う人もいませんので、お友達と出かけても気兼ねなく時間をたっぷり使えたり」と語った。
買い物や掃除など、綿引さんはなんでもやってくれたため、「ポーンと放り出されて、どうしようかと思いましたけど工夫しながらやっています」と、今ではなんでも自分でやれるようになったという。
姪(めい)の一家が自宅の隣に引っ越してきて、めいの5歳の娘の存在が癒やしになっている。
「生命力にあふれているから本当に元気をくれて。いっぱいおしゃべりしてくれて、可愛いんですよ」とにっこり。「別れはあったんだけど、思いがけず新しい活気に満ちた家族が来てくれて。めいが肉じゃがとか持ってきてくれたりするんです。助けてくれる人がいるから人生まんざらじゃないと思ったりして」と語った。