3月31日放送の「徹子の部屋」に出演した前田美波里さん=テレビ朝日提供
俳優の前田美波里さんが、3月31放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。コンプレックスだった低い声にまつわる思い出と堂本光一さんの“お母さん“になった話などを明かした。
前田さんは、40歳頃にミュージカルはあきらめて芝居をやろうと気持ちを切り替えたことが一度あったという。「私、声がこの通り低いでしょう。ソプラノの声の方はミュージカルでは主役が多い。このままずっと続けていても主役も来ないだろうし、ミュージカルに向いてないんじゃないかしら、お芝居に行った方がいいんじゃないかしらって思いまして」
続けて、「今思うと、主役をやらなくても、脇役の方がとてもおいしいときもあるし、脇役がなければ作品は成り立たない」といい、そこへどっぷり入っていけばいいんだなと気づいた。「お声がかかれば、この年齢になったら、何でも自分のものにして、自分の体の中で消化して、役を通して見ていただくのが一番なのかな」
俳優の堂本光一さん主演のミュージカル「エンドレスショック」には11年出演。せりふが増えたが、「美波里さんの声は説得力があるからその低い声で」と言われ、「そう思ってくださる方もいらっしゃるんだって自信がつきました」と話す。
「(私の)年は僕のお父さんと一緒だ、なんて(堂本さんが)言うもんですから。最初のうちは憧れの人だったんですが、最近はお母さんになってしまいました」と明かした。