「徹子の部屋」に出演した梅宮アンナさん=テレビ朝日提供
タレントの梅宮アンナさんが、5月29日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。昨年11月、乳がんのため右胸の全摘手術を受け、今も治療に取り組んでいる梅宮さんが、がんが発覚した当時を振り返った。
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がんと聞かされたとき、「あまりショックがなくて」と打ち明けた梅宮さん。「父を見てきたので、いつか自分もなるのかな」と考えていたという。
梅宮さんの父は、81歳で亡くなった俳優の梅宮辰夫さん。「(父は)私が1歳の時に、肺がんだった。当時は今のように公表したり、本人に直接伝えるという時代じゃなかった。私が小学校ぐらいから、父ががんだったという話を聞かされて、どういう治療をするのか、うっすらわかっていた。(父が)社会復帰をしているさまを見てきたので、父と同じような治療を選びました」と話した。
乳がんを発見したきっかけを、「朝起きてシャワーから出て自分の体を見たら、右と左の胸の大きさが明らかに違って、『あれ? なんでこんなに片方小さくなっているんだろう』と思ったのがきっかけでした」と振り返った。
「唯一、自分で発見できるのが乳がん」と説明した梅宮さん。当時は51歳ということもあり、更年期症状だと疑った。米国に住む娘・ももかさんに相談すると「写真を送って」と言われ、抵抗があったものの写真を送った。すると「明らかに異常だからすぐ病院に行って!」と言われ、すぐに病院を予約した。
検査したところ、希少がんの浸潤性小葉がんと診断された。切除手術を受けて、抗がん剤治療と放射線治療もしたという。
1年に1回、人間ドックを受けていたが、前回の検査から「ちょうど10カ月たっていた」ため、「タイミングが悪かった。しょうがないな」と感じたという。のちにマンモグラフィーやエコーに写りにくい場合もあると知った。
梅宮さんにとって唯一の後悔は、米国人である母のクラウディアさんと一緒に、診断の結果を一緒に聞いたこと。性格を考慮し、「一人で行くべきだったなと思いました」と振り返った。
また、ももかさんは毎日のように泣いていたという。「自分でちゃんとお仕事をやって、自分で自分のことができるっていうちょうど軌道に乗ってきたときだったんです。それでも決心して、一回お仕事も全部やめて、住むところも引き払って、去年の8月に帰ってきてくれて」と心強かったことを明かした。
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