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7月22日放送の「徹子の部屋」に出演した鈴木のりたけさん=テレビ朝日提供
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7月22日放送の「徹子の部屋」に出演した鈴木のりたけさん=テレビ朝日提供

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鈴木のりたけ:2男1女の父 食事後2時間一緒に遊ぶ 「楽しいと思っててほしい」 「大ピンチずかん」誕生の瞬間も「徹子の部屋」で明かす

 絵本作家の鈴木のりたけさんが、7月22日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。絵本「大ピンチずかん」誕生の瞬間や3人の子育てなどを語った。

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 子供が牛乳をこぼす表紙の「大ピンチずかん」は次男がモデル。次男が小学1年か2年の頃、牛乳をドクドクドクとこぼし、「牛乳こぼれちゃった」と言ったまま固まった。テーブルには直径40センチほどの牛乳の水たまりができた。「そもそも小1くらいの子が牛乳パックの1リットルを持つのはけっこう大変なことだとその時初めて気づいたんです。小さいこと(失敗)でも子供はけっこうフリーズして思考停止に陥ってしまうというか、大変なことしてしまったという気持ちになっちゃうんだなというところから、これを描くのは面白いかも」と思ったのが「大ピンチずかん」のきっかけになった。

 「世の中の親御さんたちは、早くぞうきんを持ってきて拭きなさいというふうになると思うんですけど、その時の僕は『これ、すげえな。どうなるかな』と思った。その時作家をしていたので、何か面白いことが起きないかなと見ていた部分もあった」と振り返る。次男は「拭いた方がいいよね」と言い、ティッシュを1枚取り、こぼれた牛乳に布団をかけるようにふわっと置いた。そのティッシュをゴミ箱まで持っていく途中で牛乳はボタボタボタと垂れる。「大ピンチが大ピンチを呼んで、芋づる式の雪だるま方式。また面白くて」

 2男1女がいる。長女は高校2年、長男は中学2年、次男は小学6年。「読み聞かせはしていましたし、絵本を作る仕事をしているので、家に絵本もいっぱいあったので、片っ端から読むような子」になった。「ひらがなを教えた記憶はないですけど、全部読むし、書きます」という。

 長女が小学2年の頃、「学校に行きたくない」と言い出した。「頑張って行ってみよう」や「1時間だけでも行ってみよう」などとけしかけたが、登校しなくなり、フリースクールに。その道を長女が開いたので、長男、次男とも「なるほどね」となり、長男が学校に行ったのは1週間、次男は1日も学校に行かなかった。「親の心労みたいなものが悩まれている原因だと思うんですけど、子供たち本人にとっては、家に居場所がしっかりありさえすれば」フリースクールで毎日楽しくできる。フリースクールに通っていても、勉強は自分でやり始める。「次男は本を読みますので、読みたかったら自分で調べて学ぶし」と話した。

 食事が終わった後の夜8時から10時ごろまで、みんなでテーブルに集まり、自作のカードゲームをしたり新聞の見出しを切り抜いて作文をしたりして遊ぶ。後者はスクラップしている。引っ張り出して、「これ面白かったね」などと言いながら子供と見返して、笑ったりする時間を取るようにしている。父親である自身と一緒に遊ぶ時間を「楽しいと思っててほしいなと思います」と語った。

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