輝く女性に美容法や心の整え方など、美しさの習慣を聞く「私の美容習慣」。今回は公開中の映画「ジュラシック・ワールド/復活の大地」(ギャレス・エドワーズ監督)の日本語吹き替え版の声優を務める、俳優の松本若菜さんに聞いた。
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◇ルーティンは決めず、“ながら”でもできることを
日々のルーティンで「これだ」というものは決めていません。仕事柄、毎日同じ時間に「これをやろう」って決めていても、なかなかできないこともあるし、自分の中で「これをしないと寝られない」とか、「これをしないと家を出られない」など、呪縛になっちゃうのが、自分には向いてないと思うんです。だからあまり決め込まず、そのときに必要なことをやっています。
最近、事務所の先輩から酵母をいただいたので、その株を大切に飲ませていただいています。リンゴジュースで作るものなんですけど、これを飲んで、腸内環境を整えています。
食事が偏っているな、うまくタンパク質が取れていないなと思ったら、プロテインを飲むこともあります。
体を動かすことも怠らずにやっています。ストレッチが中心で、どうしてもグーっと力が入ってしまうときがあるので、そういう時は撮影現場でも邪魔にならない程度に体を伸ばすとか、簡単にできることはやっています。(リンパを触りながら話していたことに気づき)気づくとこうやってリンパを流していました(笑)。こんな感じで、ながらでできることはやっていますね。
絶対に何があっても、夜、湯船に5分は入ることにしています。疲れの取れ方が全然違って、眠たいけど、入って体をほぐしたほうが翌日のリカバリが全然違うので、そういうのを気にするようにしています。
◇年齢とともに体が求めることに応えられるように
本当に体ってわかりやすくて、疲れたと思ったら疲れが出ちゃうし、痛いなと思ったら翌日まで引きずってしまいます。10代、20代の頃と比べると、傷の治りも遅くなるし、そういうのが目に見えて分かってくると、自分の体を甘やかせるのは自分だけだなとあらためて感じます。
ただ甘やかしすぎると、次に何か行動を起こすときに、余計に大きな怪我をしてしまうこともあるので、うまく自分でバランスを取りながら、体の中からも外からもできることをやっていきたいです。
例えば、最近は調合してもらったハーブティーを飲むようにしているんですけど、自分が若い頃って、そういうものを作ってもらう心の余裕がなかったんです。でも、大人になってから始められる、心にも余裕が持てて、体が求めているものに優しく応える、そういうものに気づけるようになってきたのが年齢とともに変化してきたことです。
◇好きなことに向き合う時間はキラキラして美しい
「美しさ」っていろいろな人の目線からで全然違ったりもするので、一概には言えないと思うんですけど、何でもいいから何か楽しいと思えることをしている時、その人はすごくキラキラしていて、美しいなと私は思います。
例えば、新しいコスメを試している時の自分が好きだなとか、推し活しているときとか、自分が好きだって思えることをできたら、それはすごくすてきなこと。自分でも「これやっているときの自分ってキラキラしているな」とか「生きがいだよな」と思える何かがある人って、やっぱり周りから見ても、美しく見えると思うんです。
「今これを食べたい」と思った時に食べているその自分が「よかったね、食べられてるね」って思いながら、絶対にいい顔していると気づける、それも一つの美学なのかな。
最近、私がキラキラしているのは、飼い猫とグデーッっとしているとき。たぶん一番いい顔していると思います(笑)。
<プロフィル>
まつもと・わかな 1984年2月25日生まれ、鳥取県出身。2007年俳優デビュー。2022年、連続ドラマ「やんごとなき一族」(フジテレビ系)で注目を集め、「東京ドラマアウォード2022」助演女優賞を受賞。2024年には連続ドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)、「わたしの宝物」(フジテレビ系)で主演を務めた。2025年も「Dr.アシュラ」(フジテレビ系)で主役を演じ、「2025 エランドール賞」新人賞を受賞した。
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