宮崎あおい：種子島の撮影が「最高すぎた」　役作りで日焼け　妹役・森七菜とサーフィンの練習も

　俳優の宮崎あおいさんが8月27日、東京都内で行われた、人気グループ「SixTONES（ストーンズ）」の松村北斗さん主演の映画「秒速5センチメートル」（奥山由之監督、10月10日公開）の完成報告会に出席した。種子島で行われた撮影が「最高すぎた」といい、役作りで日焼けしたことを明かした。

　2007年に公開された新海誠監督の同名劇場版アニメを実写映画化。主人公・遠野貴樹が小学生の頃に出会った転校生・篠原明里と心を通わせたみずみずしい日々、小学校の卒業と同時に明里と離ればなれになり種子島で過ごした高校生活、東京でシステムエンジニアとして働きながら漠然とした閉塞感と焦燥感を抱えて過ごす30歳を手前にした青年期と、18年間にわたる人生の旅が描かれる。

　宮崎さんは、貴樹が通う高校の教員で、貴樹に思いを寄せる同級生・澄田花苗（森七菜さん）の姉、輿水美鳥を演じる。

　撮影前に奥山監督から「ちょっと黒くしてくれたらうれしいな」とリクエストがあったといい、「もちろんです、と夏の間にちょっと日焼けして種子島に向かったら、森さんも同じように日焼けしていて、種子島とすごくマッチして、美鳥というキャラクターが自分にしっくりきた。種子島の自然に助けられながら、癒やされながら撮影できました」と振り返った。

　また、森さんとサーフィンの練習もしたという。「（サーフィンの）経験がなかったので、森さんが練習すると聞いて、いいなぁと思っていたら『宮崎さんもされますか？』と連絡が来て、一緒にやりました」といい、「ホテルから『今日の波もいいな』と思って、一人でボードを担いで、海に入ったりしていた」と話した。

　イベントには、松村さん、高畑充希さん、森さん、上田悠斗さん、白山乃愛さん、吉岡秀隆さん、奥山監督も出席した。