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俵万智:東日本大震災を機に石垣島で5年子育て 全寮制の中高一貫校へ通う息子へ毎日はがきを書いた思い出も 「徹子の部屋」で語る

 歌人の俵万智さんが、1月20日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。一人息子の思い出などを語った。

 東日本大震災の時、仙台市に住んでいた。当時小学1年の息子は「電信柱がぐるんぐるんしててそのまんま飛んでいくかと思った」と話していたという。翌日から小学校は避難所になった。

 「息子もショックが大きかったのか、赤ちゃん返りと言うんですか、指しゃぶりをしたり、テレビの番組はその頃ヒーロー戦隊ものなどが好きだったんですけれども、赤ちゃん向けの番組しか見ない」となった。石垣島に住んでいた友人に「気晴らしに」と誘われ、海の見える2階の部屋に春休みの間と思って居候させてもらった。

 「天国のような島」だと感じ、「圧倒的な自然の中でみるみる元気になって、ここで子育てありかなという気がしまして。竜宮城に行って帰られなくなった感じですね、今思い返すと。そのまま住み着いちゃって、5年間ほど島で子育てをしていました」と振り返った。

 息子は木登りをしたり、海に入ってモズクを取ったり、サトウキビ畑で鬼ごっこをしたり、滝つぼに飛び込んだり、魚釣りをしたりした。

 シングルマザーとして出産したのは40歳のとき。出産の翌月には41歳だったので体力的には大変だったが、子育ては面白かった。

 「まっさらで生まれてきた人間が、日本語がペラペラになるまでを見ていられるのは、それはそれは面白かったです」「私が『時間がなくなる』なんて言うと、『え、何がなくなるの?』と探したりする。あ、そうか、これは例えで『なくなる』と言っているんだな、みたいな」といろんな発見があった。

 息子は宮崎県の山奥にある全寮制の中高一貫校に入った。「息子が行きたいと言うんだったら、それもありかな」と思ったという。息子のことを忘れているわけじゃないよという意味で毎日はがきを書いた。息子が高3くらいになった時、恥ずかしいかなと思い、「やめる?」と聞いたことがある。「いや、やめないでと言われてうれしかった」「みんなも楽しみにしてるからと言われて。寮でみんなで読んでいたみたいです」と話した。

 その息子は22歳の大学生。「私が言葉好きということがあったのかもしれないですけど、国語学という、日本語を言語学的に研究する学問をしていて、うらましいです」「大学の授業のプリントとか持って帰ってきたのを見せてもらうと、よだれが出そうな感じです」と語った。

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