2月24日放送の「徹子の部屋」に出演した又吉直樹さん=テレビ朝日提供
お笑いコンビ「ピース」のメンバーで作家の又吉直樹さんが、2月24日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。104歳まで生きた祖母や亡き父親の面白い思い出などを語った。
父方の祖母は104歳で亡くなった。小さい時から正月や夏などに家に遊びに行き、よく面倒を見てもらっていた。祖母の家から帰る時、「直樹、これが最後だから」「お葬式の時はもう来なくていいから」「旅費がかかるから、今、生きている時に会いに来てくれているのがありがたいから、葬式は来んなよ、これが最後だからな」といって泣いた。「子どもだった僕も泣いて、抱き合っていつも別れていたんですけれど、そこから35年くらい生きました」といい、「途中、不死身なのかなと1回思いました」と話した。
父親も自分の好きなことばかりやるようなタイプで、又吉さんの友達が公園で遊んでいると、そこに入って行き、「お前ら来い」「集合」と声をかけて砂場で台を作り、「花札を知ってるか」と、子どもたちに花札のやり方を教えたりした。友達からは「お父さん面白い」と好かれていた。
小学3年でサッカーを始めた。ボールやスパイクなどを持っていなかったので「うまくなりようがなかった」。父親が試合を見に来て、「お前が1番下手やったな」「2度と見るか。2度と見に来(こ)ーへんからな」と言われた。
努力して高校までサッカーを続け、大阪府の大会の決勝まで進んだ。その時初めて父親に「あした大阪の大会で決勝戦があるから見に来てくれないか」と言ったところ、「見に来てくれたんですよ、友達と一緒に」。前半は0対1で負けていたが、後半で同点に追いつくことができた。「その時に、よっしゃ追いついたと思って、父親は見てくれているかなと思って父親を見たら、砂場で友達と相撲を取っていたんです。試合は全然見てなくて。最終的にPK戦で勝ったんですけれど、PK戦まで見ずに、友達と飲みに行ってしまったみたいです」と振り返った。「好き勝手でした。面白かったです。魅力のある人やなとは思うてました」
父親は亡くなっているが、黒柳さんに「お父様にひと言」と促され、「父の代わりに毎日1杯多めにお酒を飲んでいるんで、よかったらそれを見て楽しんでもらえたらと思っています」。ラスト1杯と言ってから3杯くらい飲む。「1杯は自分の分、1杯は父の分、1杯は尊敬している作家の太宰治の分で、3杯飲むようにしています」