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俳優の川上麻衣子さんが3月4日、同日、日本橋高島屋S.C.(東京都中央区)で開幕した展覧会「北欧のテキスタイルと暮らし展 Beauty for All」の内覧会に出席した。同展は、川上さんの母で、北欧建築・デザイン協会の前会長を務めた川上玲子さんが監修。そろって取材に応じ、麻衣子さんは「母が監修したテキスタイル展を見ることができて幸せ」と心境を語った。
玲子さんは、テキスタイル&インテリアデザイナー。前川国男建築設計事務所勤務後、スウェーデン国立美術工芸デザイン大学に留学。帰国後、武蔵野美術大学、昭和女子大などの非常勤講師をしながら建築空間のテキスタイルアートやインテリアデザインを行い、岡山県庁や横浜市中央図書館、北欧関連輸入住宅のモデルハウスを手がけた。武蔵野美術大学客員教授、日本インテリアデザイナー協会理事長を歴任した。
麻衣子さんは、礼子さんの大学在学中にスウェーデン・ストックホルムで生まれた。その後、日本に戻ったが、礼子さんの仕事に合わせて再度スウェーデンへ。小学校3年から4年にかけてスウェーデンの小学校で学んだ。
麻衣子さんが生まれた当時の思い出を、礼子さんは「乳母車で(麻衣子さんを連れて)大学へ行っていたので、周りの友達がオムツを替えてくれた」とにっこり。
自身の経歴を「私の母は専業主婦でしたが父の影響もあって、これからの女性は女性も仕事をするべきだと育てられました。それと、やっぱりデザインが好きで、小さい頃から憧れていて自分の好きなことで仕事を続けたいなと思っていました。結婚するから仕事を辞めることは全く頭になかったですね。夫もデザイナーで、留学も一緒にして、そこで麻衣子が生まれました」と振り返った。
麻衣子さんは子どものころ、近代家具デザイナーで建築家のブルーノ・マットソンのサマーハウスを両親と訪れたと回顧。「とてもやさしいおじいちゃまでした」と笑顔を見せた。
また、親子仲良く過ごす秘訣を聞かれると麻衣子さんは「私にとって母は、幼いころから母というよりも、仕事をする女性の先輩。お互い気が強いので、いまだに言い争いもしますが、仕事を持っている人の芯の強さをお互いに感じています。
たぶん両親が1960年代にスウェーデンで感じたんだと思うんですけど、幼いころから子供をあまり子供扱いしないで、ちゃんと自立させてくれた。スウェーデン流なのかもしれない。その影響があって、幼いころから個人として意見を尊重してもらったのは(今の親子関係に影響が)あると思います」と話した。
展覧会では40年以上前から現在まで、自宅で使用しているチェアも展示。麻衣子さんは「自宅から持ってきました。使えば使うほど味が出る。小さいときからなじみ深いチェア」と紹介した。
また、玲子さんは今回の展示について、「65年ぐらい前にスウェーデンに留学した頃の作品。私も雑誌でしか見たことのないような作品が展示されたすばらしい内容。こういうふうに一堂に集められたのは初めてのこと。皆さんじっくりとご覧いただければ」と紹介した。
同展は北欧の暮らしの中で育まれた美しい手仕事をはじめ、デザイン性の高いモダンな織物やプリントまで、北欧のテキスタイルの魅力を紹介する。同所の本館8階ホールで16日まで。開展は午前10時半~午後7時。午後7時半閉場。最終日は午後5時半まで。午後6時閉場。入場料は一般1200円、大学・高校生1000円、中学生以下無料。