検索

あなたにおすすめ

見上愛&上坂樹里:「風、薫る」で医療従事者への敬意高まる 多忙な日々の健康維持は「いっぱい食べていっぱい寝る!」「共演者と情報交換」

 3月30日にスタートする2026年度前期の連続テレビ小説(“朝ドラ”)「風、薫る」(NHK総合、月~土曜午前8時ほか)で、ダブル主演を務める俳優の見上愛さんと上坂樹里さん。明治時代に看護師となった主人公を演じる見上さんと上坂さんが、医療従事者への思いや看護服を着た感想、忙しい日々の健康維持方法などについて語った。

 「風、薫る」は、明治時代を舞台に、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフに描く、2人の主人公のバディードラマ。同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがては“最強のバディー”になっていく。主人公の一ノ瀬りんを見上さんが、大家直美を上坂さんが演じる。

 --看護の道を志す“バディー”を演じる見上さんと上坂さん。演じる中で、医療従事者への思いは変わりましたか?

 見上さん:クランクインする前からリスペクトしていましたが、実際に演じることで、より尊敬の念が高まりました。撮影では、シーツの敷き方や包帯の巻き方から練習したのですが、シーツのしわひとつで患者さんはかゆくなってしまったり、衣服のズレが伝わってしまう。看護師の方がさりげなくやっていたことが、ものすごく難しくて……。人の命を扱う仕事なので想像がつかないほどのご苦労もあると思います。りんと直美も『看護とは何か』という問いを持ち続けながら看護婦になっていくので、きっと看護師の方々も何が看護として正しいんだろうと正解が分からなくなる瞬間もあるのではないかと想像しています。

 上坂さん:撮影に入る前に看護稽古(げいこ)をキャストのみんなでやって、前室(スタジオの前の待機スペース)でも包帯を巻く練習を一緒にしましたが、何度やっても難しくて……。医療を受ける立場として、今まで自分がどれだけ恵まれた環境にいたのかを改めて実感しましたし、看護師さん含め医療従事者の皆様に、さらに敬意とリスペクトを持ちました。

 --ポスタービジュアルでは、お二人とも真っ白な看護服姿を披露されていますが。撮影で看護服を着た感想は?

 見上さん:看護服は、衣装さんが看護婦養成所のキャスト全員を採算してくださって、 一人一人の体にぴったり合うように作ってくださっているんです。採寸の際に初めて袖を通したのですが、その時に『これを着て看護の仕事をするんだ』と高揚感がありました。実際に撮影が進んでいく中で、『看護服がやっと完成しました』と衣装さんが持ってきてくださったのですが、それまではずっと着物を着ていたので、袖を通した瞬間、『すごい! りんだけど、りんじゃない!』と思いました。元武家の娘として生きてきたりんとはまた違う、看護で人のために生きていくんだという強い思いを持ったりんの姿になったなと感じました。

 上坂さん:見習い生の時は頭にも飾りをつけているのですが、それはナイチンゲールを象徴とした飾りで。それが現代では、看護帽だったり帽子にもつながっているんです。その飾りにもすごく魅力を感じましたし、看護という道を見つけて看護学校に入って、先生から実習服をもらって……。りんと直美含め、養成所のみんなが成長していくにつれて、どんどん衣装も新しくなっていくので、そのワクワク感は今でもあります。

 --“バディーもの”ということで、お二人の間で信頼関係を強くするために何かやったことがあれば教えてください。

 見上さん:ロケの時に、マネジャーさんたちも一緒にご飯に行きました。そして何より撮影で一緒にいる時間、役として向き合っている時間、顔を見ている時間がものすごく長いので、お互いに話さなくても何となく何を考えているのか想像がつくようになってきました。あとは看護稽古の練習を一緒にしたり、次にやるシーンの台本を樹里ちゃんが見ていたら、横から一緒に合わせてもらって。最初の会見の時も、無理せずゆっくりと関係を進められたら……と話していましたが、そうやって一緒に過ごす時間の中で、お互い無理なく、心地いい速度で距離が縮まっているような気がします。

 上坂さん:見上さんがおっしゃってくれた通りなのですが、個人的な話で言うと、撮影している時に、どうしてもうまくいかない時など、見上さんから監督に『こうするのはどうですか?』とサラッと提案してくださって。すぐに助け舟を出してくれて、私は何度も助けていただいています。りんと直美として過ごす時間は長いですが、自分が頼ってもらうことはまだ全然できていないので……。残り半年で、少しでも見上さんの力になることができたらいいなと思います。

 見上さん:私も樹里ちゃんに助けられています。「どういうタイミングでこのせりふを言ったらいいのかな?」と悩んだ時に、監督とお話をしていたら、樹里ちゃんが来てくれて、「直美はこういう風にできます」と言ってくれて、何度も救われました。

 --“朝ドラ”の主人公として多忙な日々を過ごされていると思いますが、リフレッシュ方法や健康維持のために意識していることを教えてください。

 見上さん:いっぱい食べていっぱい寝る! やっぱり初心に戻った健康法が一番、実践しやすいし、それが根底にあるかないかで体力の付き方が変わってくると思うので、今は食事と睡眠をとにかく大事にしています。

 上坂さん:私も見上さん同様、ご飯と睡眠を大事にしています。現場は女性の共演者の方が多いので、私と見上さんに限らず、みんなでおすすめのものを共有しあうなど、情報交換をしています。みんなのおすすめを買って使ってみたり、健康で撮影を乗り切るために意識を高めています。

 --改めて、“朝ドラ”の主人公を務める思いとメッセージをお願いします。

 見上さん:朝の時間はすごく大事で、朝をどう過ごすかによってその1日がどうなるかが変わってくると思うんです。そういう大切な時間に、この15分の「風、薫る」を見ようという選択をしてくださった人たちを元気づけるだけではなくて、心に残るものだったり、「このせりふはずっと忘れられない」と思う言葉だったり、あのキャラクターの表情がずっと残っているという忘れがたい瞬間を、15分の中で何か一つでも残せたらいいなと思います。

 上坂さん:私は最初の会見の時に、「大家直美と共に一緒に成長していけたら」と話させていただいて、その思いを今でも大切にしているので、今後も役と一緒に二人三脚で頑張っていけたらと思っています。私は学校に行く前に、“朝ドラ”を見るのが日常の一部でした。皆さんに長く愛され続けてきた作品の一員として携わることができて、本当に光栄に思います。すごくドキドキしていますが、どの世代の方にも楽しんでいただける物語になっているので、見てくださる方の背中を少しでも押したり、温かく優しい風を届けられたらうれしいです。

エンタメ 最新記事

アクセス上位記事