女優の野波麻帆さんが、阿部寛さん主演で公開中の映画「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」(行定勲監督)に出演している。劇中でメリハリのある美しいボディーラインを披露している野波さんは、週に2回、ランニングを行い、野菜や果物をブレンドしたドリンク「グリーンスムージー」を愛飲しはじめたという。ランニングやグリーンスムージーなどについて話を聞いた。(毎日新聞デジタル)
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映画は、直木賞作家・井上荒野さんの恋愛小説が原作。奔放で不貞を続けた妻・艶に悩まされていた松生春二(阿部さん)は、艶が病におかされ、意識不明の状態になったことで、艶の過去の男たちに艶への愛の深さを確かめようと連絡を取り始める……という物語。野波さんは艶の最初の夫だった男性から好意を寄せられる不動産会社勤務の女性・橋本湊(みなと)を演じ、そのほかに小泉今日子さん、風吹ジュンさん、真木よう子さん、忽那汐里さん、大竹しのぶさんが艶の過去の男たちにまつわる女性を演じている。
「走るのが好き」という野波さんは、1年ほど前から週に2回、7キロ程度、ランニングをしている。「1時間走って、その後、歩きながら帰ります。友だちと話をしながらゆっくり走っています」という。「もともと肉付きがいいほう。何もしなかったら、おしりがどんどん大きくなるし、(体は)どんどん太くなるタイプ」と話し、今の運動量がメリハリのあるボディーラインをキープするのに最適なようだ。
「つやのよる」の撮影では、「(撮影が始まる)1~2週間前は、ちょっと長く走って、いらない脂肪は落とすようにした」というが、「やせているとあんまりリアルじゃなくなっちゃう」という理由でそのほかのダイエットやトレーニングは行わなかったと振り返った。
また、最近のこだわりはグリーンスムージーだといい、「始めたばかり。(撮影)現場に持って行っています」といい、「撮影に入るとロケ弁ばっかりで、野菜が全然とれないし、かといって自分で(弁当を)作る時間もなかったりする。(グリーンスムージーは)手軽に野菜がとれるのでいいなと思って」と語る。
きっかけは、愛飲している友人に飲ませてもらったからで、そのときは「こんな“野菜色”なのにおいしいんだ!」と意外に感じたという。レシピは友人から教わり、その後、本を買って研究中だという。「ベビーリーフは味にクセがないのでいっぱい入れています。バナナを入れたり、プルーンや干しぶどう、イチゴ、冷凍したブルーベリーをそのまま入れたりしてますよ」と教えてくれた。
◇プロフィル
のなみ・まほ。80年5月13日生まれ。東京都出身。96年の「第4回東宝シンデレラ」でグランプリを受賞し、97年の映画「モスラ2」でデビューした。98年の映画「愛を乞うひと」で主人公の娘を演じ、第22回日本アカデミー賞新人賞・助演女優賞などを受賞した。映画、テレビ、舞台などで活躍している。今年は、出演した宮藤官九郎監督・脚本作品「中学生円山」が5月18日に公開される。
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