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「アンチスタックス」を紹介するエスエス製薬の石橋利哉社長
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「アンチスタックス」を紹介するエスエス製薬の石橋利哉社長

西洋ハーブ医薬品:足のむくみを改善する内服薬が日本初上陸

 エスエス製薬は22日、赤ブドウ葉の効果で足のむくみを改善する内服薬「アンチスタックス」を6月3日に発売すると発表した。有効成分「赤ブドウ葉乾燥エキス混合物」を配合し、国内で西洋ハーブ医薬品として承認第1号となる。カプセル剤で、40カプセルで3045円、60カプセルは4095円。

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 足のむくみは、足の静脈の血流が滞ることによって引き起こされる「静脈還流障害」が主な原因で、初期症状は足のむくみ・だるさ、悪化すると皮下の血管が浮き出て静脈瘤となり、皮膚潰瘍に至ることもある。同社が全国の20~50代の女性1万人に調査したところ、約半数にあたる50.8%が足のむくみを経験したことがあると答えるなど、多くの人悩んでいるにもかかわらず、これまでは弾性ストッキングによる圧迫療法やレーザー治療などによる外科的療法があったが、医薬品はなかった。同製品は血管を強化し、血流を促進することで初期症状を改善する効果があるという。

  「アンチスタックス」は、1969年にドイツでその原型となる製品が誕生し、71年に販売を開始。現在ではドイツを本拠とする同社のグループ会社「ベーリンガーインゲルハイム」によって世界25カ国で販売されている。日本では、07年に西洋ハーブを医薬品として認可するための審査方針が厚労省により示され、11年に同製品が国内初の西洋ハーブ医薬品第1号として承認を取得した。

 23日に記者会が都内で行われ、同社の石橋利哉社長は国内における西洋ハーブ医薬品を発売することについて「大変エキサイティングであり、喜ばしいこと。同時に西洋ハーブ医薬品に関する正しい理解の促進にも力をいれていきたい」と語った。5年間で50億円の売り上げ目標を掲げている。(毎日新聞デジタル)

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