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菜々緒:「G.I.ジョー」続編で声優に初挑戦 「今、毎日が充実してます」

 モデルでタレントの菜々緒さんが、ハリウッド映画「G.I.ジョー バック2リベンジ」(ジョン・チュウ監督、6月8日公開)の日本語吹き替え版で声優に初挑戦している。クールビューティーな戦士を演じる菜々緒さんに、アフレコの舞台裏や作品の見どころ、役柄同様の美しさの秘訣(ひけつ)を聞いた。(毎日新聞デジタル)

 映画は、09年にヒットした「G.I.ジョー」の続編で、世界を守る機密部隊「G.I.ジョー」とテロ組織「コブラ」が壮絶な戦いを繰り広げるアクション映画。「初代ジョー」と呼ばれる伝説の司令官役として新たにブルース・ウィリスさんが登場し、前作に続いてコブラの刺客・ストームシャドーを韓国人俳優のイ・ビョンホンさんが演じている。

 ◇周囲の評価は上々 でも「もっとうまくなりたい」

 菜々緒さんは、G.I.ジョーの美しき女性隊員、レディ・ジェイの声を務める。初のアフレコ体験について「自分が思った通りに演じるのとは違って、別の方が演じたものに声だけをかぶせる、声だけで表現しなきゃいけないっていうのがすごく難しかったし、プレッシャーだった」と語り、「実写と口の動きを合わせたり、彼女の雰囲気を壊さないように注意しました」と振り返る。

 ボイストレーニングなど事前準備はせず、本番に臨んだという菜々緒さんだが、現場では指南役のプロの声優からアドバイスを受けながら演じたという。「目の前に相手がいるような感覚で話したり、実際に体を動かして声を出したり、いろいろと助言していただきました。それからシーンによっても、そのときの雰囲気に応じた演技を意識することもアドバイスしてくださって。ドレスを着ているときはセクシーで大人っぽく、戦闘シーンはおなかから声を出したり。本当に共同作業でやらせていただきましたね」と語る。

 そして出来上がった作品については「もうちょっとうまくできたんじゃないかと思う点もありますが、周囲の方に『すごくよかったよ』と言っていただくことが多かったので、その言葉を信じて大丈夫かなって」と評価には満足している様子。だが、自己採点は少し辛口の「65点」。「褒めていただけたのはすごくうれしいのですが、まだ初めてなので満点とはいきません。もっとうまくなりたい」と前向きで、今後また声優をするチャンスがあれば「今回は強い女性だったので真逆の役も演じてみたい」と意欲を示した。

 ◇レディ・ジェイとは「負けず嫌い」が共通点

 菜々緒さんが声を演じたレディ・ジェイは、G.I.ジョーでは唯一の女性隊員。自身との共通点を聞くと「負けず嫌い」なところだという。「彼女の周りは男性だらけ。私もけっこう力の強い人たちの中に入っていくのは好きなので、そういった意味で、男性に交じって負けず劣らず戦っている姿には憧れますね」と語る。

 また一方で、レディ・ジェイと同じくクールビューティーな菜々緒さんに、端正な顔立ちに抜群のスタイル、その美しさを保つ秘訣を聞くと「私自身、すごく毎日充実していて。本当に自分が好きなことをとことんやっている気がするんです。そんな自分がすごく好きだし、その充実した毎日がすごく活力になっていて、もっと頑張ろうっていう気持ちになれるんです。それが内面や外見にいい影響を与えてくれていると思います」と答えた。

 向上心を持って臨んだ今作の見どころは「ノンストップのアクションで、ずっと見入ってしまう面白さです。映像的にもすごく迫力があるので、ストーリーとビジュアルに集中するためにも、ぜひ吹き替えで見てほしいですね」と話し、「私のレディ・ジェイ役にも注目していただけたら」とアピールしていた。

 映画「G.I.ジョー バック2リベンジ」は、6月8日に公開予定。3Dも同時公開。

 <プロフィル>

 1988年10月28日生まれ、埼玉県出身。2009年から本格的に芸能活動を始め、同年、「第7回ミス東京ガールズコレクショングランプリ」を受賞。雑誌「GINGER」(幻冬舎)などでモデルを務めるほか、CMやバラエティー番組など幅広く活躍。12年には連続ドラマ「主に泣いてます」(フジテレビ系)に主演し、女優デビュー。現在は「ラスト・シンデレラ」(同)に出演している。

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