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世界中で大ヒットを記録した映画「ハリー・ポッター」シリーズの世界観を忠実に再現した「ハリー・ポッター展」が東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで22日開幕する。ホグワーツ魔法魔術学校の制服やハリー・ポッターの丸メガネ、魔法使いの杖(つえ)やほうきなど、実際に映画で使用されていた本物の衣装や小道具200点以上が公開される。9月16日まで。
ハリー・ポッター展は、これまでに200万人以上を動員している世界展で、今回が日本初上陸。09年4月の米シカゴでのワールドプレミアを皮切りに、ボストン、トロント、シアトル、ニューヨーク、シンガポールを経て、ニューヨークでアンコール開催されている。
会場は九つのエリアに分かれており、グリフィンドール談話室、教室、魔法のほうきに乗って行う球技「クイディッチ」のコーナー、ホグワーツの番人「ハグリッド」の小屋、ヴォルデモート卿や手下の死喰い人らの「闇の力」コーナー、生徒が集まる「大広間」などがある。
各エリアには、衣装や小道具のほか、ハグリッドの巨大椅子に座ったり、クイディッチのコーナーでボールを投げたり、薬草の教室では悲鳴をあげる不思議な植物「マンドレイク」を鉢から引き抜いて遊ぶことができる体験型展示もある。チケットは、一般2500円、大学生2000円、中・高校生1500円、4歳~小学生1000円。
ハリー・ポッターシリーズは英作家J・K・ローリングさんが97年から刊行したファンタジー小説が原作。20世紀末の英国を舞台に、魔法使いの少年ハリーの魔法学校での生活や、ハリーの父母を殺害した闇の魔法使いヴォルデモート卿との戦いを描いている。映画は、01~11年に全8作が製作された。(毎日新聞デジタル)