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三浦理恵子の美容ライフ:第25回 食事の席で使える美しい所作~対談編・上:諏内えみさん~

  日に日に暑さが増してきましたね。そろそろ夏休みのプランを立て始め、ワクワク気分の方も多いのではないでしょうか? 今回はビジネスでもプライベートでも使える、女性の美を引き立てる所作について、セレブリティマナースクール「ライビウム」品川代表・プレミアムライフプロデューサーの諏内えみさんにお話を伺ってきました。基本的なマナーともからめた内容になっているので、きっと多くの女性の参考になるはずですよ♪

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 ◇大人の女性にとって、所作は大切

 三浦さん:今日はとても楽しみにして来ました! 大人の女性にとって美しい所作はすごく大切ですよね。実は私、しっかりと所作の指導を受けた経験がないんです。お仕事や普段の生活の中で、自分なりに気がついたことは習得してきたつもりなんですが、今日は改めて教えていただけたらと思っています。

 諏内さん:私もずっと三浦さんのファンだったので、今日はとても楽しみにしておりました! でも、三浦さんはすでに十分ステキなので、私の指導など不要なのでは?という思いもあるのですが。

 三浦さん:いえいえ(笑い)、まだまだ知りたいことだらけです。今日特にお伺いしたいのが、お食事の席での所作。例えばお箸の持ち方一つでも、キレイに見せるコツなどはありますか?

 諏内さん:もちろん! 例えば、最初に持ち上げる際の動きはどうなさっていますか? 私は女性らしさを演出する方法として、この3ステップをご指導しています。

 ◇美を引き立てるお箸の持ち方

 1.右手(利き手)の指先で箸を持ち上げる

 2.左手で下側から受ける

 3.右手の指先を、箸の上部へ向かってなでるようにスライドさせてから、下側から持つ

 三浦さん:印象が全然違います! ほんの数秒の動きなのに、柔らかな印象が出ますね。

 諏内さん:あえて時間をかけて3ステップにすると、明らかにちがいが感じられますよね。

 三浦さん:さりげないのに女性らしさが。これは、慣れてしまえば無意識にでもできそうなほどシンプル。今夜から早速実践したいと思います。

 ◇勘違いも多いお箸のマナー

 諏内さん:それと、せっかく美しく持ち上げることができたのだから、その後の使い方にも油断はしないでほしいんです。実はお箸のマナーには落とし穴がいっぱいあって、勘違いしている方が多いんです。例えばよく見かける“逆さ箸”ですが、大皿から取り分ける際にお箸を逆に持って使う方がいますよね。あれは、手に持つ部分が食材に直接触れてしまい、衛生的ではないのでマナーとしてNGなんです。

 三浦さん:そうなんですね、やっている人が多いのでNGだとは知りませんでした。では大皿から取り分けるときはどうしたら美しいですか?

 諏内さん:取り箸をいただきましょう。

 三浦さん:なるほど確かに、相手の立場に立って考えればおのずと気づきますよね。マナーの本来の目的である“思いやり”を見失ってはいけないなと今、改めて感じました。

 ◇中腰で椅子を直すのはみっともない

 三浦さん:洋食レストランで使える、美を引き立てる所作はありますか?

 諏内さん:例えば着席の仕方などはどうでしょう? いったん腰を下ろした後に、すぐに中腰になって位置を調節し直す方をよく見ますが、スマートではないですね。

 三浦さん:ウエーターさんに椅子を引いてもらった時ベストな位置に立たないと、結局自分で直さなきゃいけなくなるんですよね。私も経験があります(笑い)。スムーズに座るためにはどうすればいいですか?

 諏内さん:椅子が後ろに下がりがちな人は、できるだけ体をテーブルに近づけてから腰を下ろせばスムーズに着席できるようになるはずですよ。

 三浦さん:なるほど。ウエーターさんに深めに置いてもらうように配慮すればいいんですね。早く座らずに、ゆっくり腰を下ろす意識も大事ですよね。着席の仕方一つでも場の雰囲気は左右されるものだから、しっかり心にとどめておきたいと思います。ほかに、食事の際におすすめな所作はありますか?

 ◇ワインは“斜め”の角度で

 諏内さん:ワインを飲む時は、正面を向いて飲むよりも少し斜めを向いて飲むと女性らしくキレイに見えます。食べる時は正面ですが、ワインはその方が女性らしく色っぽい印象が与えられるんです。

 三浦さん:本当ですね! 角度がわずかに変わるだけなのに不思議です。

 ◇ティーカップは“片手”で“つまむ”

 諏内さん:ティーカップの持ち方は気になったことはありませんか?

 三浦さん:カップですか? ええと……。いつも右手で持ち上げて左手を添えるくらいしかしていなかったのですが、合っていますか?

 諏内さん:ほとんどの方がその形で持っているようですが、実は、正式なマナーではないんです。

 三浦さん:もしかして、手を添えるのは和のマナーですか?

 諏内さん:そうです。洋のマナーでは、紅茶などに手を添えるのは“ぬるい”を示す行為で、失礼にあたってしまいます。特に、かしこまった場ではなさらない方がいいですね。ちなみに持ち手部分に指を通すのもNG。持ち手はつまむもの。指を通してしまうとエレガントには映りません。

 三浦さん:カップだけでも知らないことだらけで、改めてビックリです!

 いかがでしたか? 美を引き立てる所作のことから、だんだんマナーの話へと話題が広がって行きました。改めて、所作はマナーと深い関わりがあるのだと実感できますね。

 次回はビジネスの場で役立つ所作や、人間関係を向上させる所作についてお話しします。「恋愛にも使えるかも!?」というテクニックもご紹介するので、楽しみにしていてくださいね。

 キレイを目指すのに、遅いなんてことはありません! まずは、やる気を出して! 楽しみながら一歩ずつ前進しましょう。

 <諏内えみさんプロフィル>

セレブリティマナースクール「ライビウム」品川代表。女性の魅力を引き立てる立ち居振る舞いや話し方・マナー指導を行うほか、男性向けのトータルレッスン、婚活中の男女を対象としたレッスンも人気。ドラマ・映画にて女優のエレガント所作指導や、テレビ・雑誌などメディアでも活躍。http://www.livium.co.jp/

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