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オフタイムについて語った市川実和子さん
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オフタイムについて語った市川実和子さん

彼女がキレイな理由:市川実和子さん 休日は悠々自適な“おひとりさま”スタイル

 女優の市川実和子さんが出演する舞台「シダの群れ3 港の女歌手編」が、11月6日から東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演される。岩松了さんが脚本・演出を手がける任侠(にんきょう)シリーズの第3弾で、共演者には、阿部サダヲさんや小泉今日子さん、小林薫さんといった豪華キャストが名を連ねている。現在、稽古(けいこ)真っ最中の市川さんは現場の様子を「すごく熱い」と語り、本番に向けて意気込んでいる。また、並行してドラマ「ハクバノ王子サマ 純愛適齢期」(読売テレビ・日本テレビ系)にも出演するなど、多忙な日々を送る市川さんに、オフの過ごし方や10年後の将来について聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 「趣味もないし、運動とかも飽きっぽくて続かないんです」と苦笑する市川さんの休日は、悠々自適な“おひとりさま”スタイル。「1人で過ごすことが得意です」といい、「お休みの日が土日だとあまり外出しないで、平日なら買い物に出かけます。といってもスーパーマーケットなんですけど……。スーパーが好きなので、食材を買ったり。でも帰るころには疲れて結局、何も作らなかったりもします」と気の向くままに休日を楽しんでいるようだ。

 また、「映画や舞台を見に行く」ことも多いといい、最近面白かった映画には「モーターサイクル・ダイアリーズ」などで知られるウォルター・サレス監督の最新作「オン・ザ・ロード」を挙げる。1950年代の米国を象徴するビートジェネレーションの代表的作家ジャック・ケルアックが、自らの体験をベースに書いた青春小説を映画化。奔放な人生を送る男と出会った若い作家が、放浪体験を通して人生を学んでいく物語で、「もともと原作も読んでいたんですけど、そのリズム感や言葉で遊んでいる感じが映画にも出ていて面白かった」と語る。

 「本を読むのも好き」だという市川さんが、とくに好きなジャンルは「食にまつわるもの」という。「料理ってそんなに作らないし、得意でもない」と語る一方、「レシピ本や食べ物を扱ったエッセーを読むことが多いですね。シャンソン歌手の石井好子さんの料理エッセーも昔から好きで、よく読んでいます。それから、好物の牡蠣(かき)に関する本も集めています」と楽しそうに話す。

 休日のスタイル同様、人生においても「決まりごとがないのが、自分の決まりごとかもしれません」と語る市川さん。「10年後はどんな自分になっていたい?」とたずねると、現在37歳で、反射的に「(舞台の共演者の)小泉さんと同い年だ! 今の小泉さんって本当にすてき……」と憧れの気持ちを口にする。

 続けて、「40代の知り合いの女性から『40代は揺れる時期だよ』と話を聞いていたんですが、最近、その感覚が分かり始めてきました。同時に『本当に頑張らないと40代は大変だよ』ともいわれて、今よりもっと頑張らなきゃいけないんだなって」と明かし、「たぶん、ちょうどそのまっただ中にいると思うんですが、柔軟であれたらいいなと思います。経験が増える分だけ、分かってくることも多いけど、それだけじゃないとも思うんですよ。実際、今それを実感していて。だから、もっと柔軟になれたらいいなと思います」と柔らかい口調ながらもキリッとした表情で語った。

 <プロフィル>

 いちかわ・みわこ。1976年3月19日生まれ、東京都出身。「an・an」「CUTiE」などファッションモデルとして活躍後、2000年に映画「アナザヘヴン」で女優デビュー。その後、映画・テレビドラマ・舞台などを中心に活動。主な出演映画に「イン・ザ・プール」(05年)、「余命」(08年)、「八日目の蝉」(08年)、出演したテレビドラマに「ドン★キホーテ」(日本テレビ系)、「最高の離婚」(フジテレビ系)などがある。現在、ドラマ「ハクバノ王子サマ 純愛適齢期」(読売テレビ・日本テレビ系)に出演中で、11月16日から上演される舞台「シダの群れ3 港の女歌手編」に出演、11月22日から出演した映画「すべては君に逢えたから」の公開を控えている。

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