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佐賀県:魅力発信“基地”を東京・南青山に開設 拠点オフィスを初公開

 佐賀県は、東京に住む30代女性を中心とした層をターゲットに、企業やブランド、メディアなどとコラボレートすることで同県の魅力を発信するプロジェクト「FACTORY SAGA(ファクトリーサガ)」を4月から実施しており、このほど、同プロジェクトの活動拠点となる東京オフィスを港区南青山に開設。そのお披露目会を18日開催し、内部を報道陣に初公開した。

 FACTORY SAGAは、同県の存在感を高めることとイメージ向上を目的に、コラボレーションという手法を使って同県の魅力を伝えていくプロジェクト。県産品や技術などといった同県がアピールしたいものと、ターゲットである生活者が愛着や好感を持っている企業やブランド、メディアなどをコラボさせ、ターゲットのニーズや価値観に合わせた新商品・サービスの開発や、イベントなどを展開していく。今年度から実施しており、第1弾企画として7月から宝島社とコラボした取り組みが行われている。

 今回開設したオフィスには、同県の職員4人が常駐。5日から業務を開始し、同プロジェクトの情報発信や企業との打ち合わせなどに使われている。オフィス名称はプロジェクトと同じ「FACTORY SAGA」。

 オフィスデザインは数多くのリノベーション物件を手掛けてきた建築事務所「Open A」が担当。デザインコンセプトは「Think with!!!~一緒に考えるための空間~」で、中央に幅1.2メートル、奥行き11メートルという長テーブルを設置したり、壁をホワイトボードやピンナップボードとして利用できるなど、デザインと機能性を両立させた造りが特徴となっている。オフィスは1フロアで広さは約100平方メートル。

 お披露目会に出席したFACTORY SAGAのプロジェクトリーダーである同県庁の金子暖さんは、同プロジェクトについて「通常自治体だと、アンテナショップが東京での一般的な情報発信の手法だが、佐賀県は存在感がまだ確立されていないところがあり、お客様を待つという姿勢だけでなく、ターゲットの方に“プッシュ型”のように佐賀県がコラボしながら情報を届けていきたい」とアピール。

 また、オフィスデザインについてOpen Aの代表で同県出身でもある馬場正尊さんは「スタッフや企業の人などが物事を一緒に考えることができる空間にしたかった。それを象徴するものとしてこの大きなテーブルを設置した」と明かし、「この場所は業務空間だが、オフィスという作り方はしていない。発表会やパーティー、レクチャーのイベントなど、いろいろなことができる空間になってほしい」と話した。(毎日新聞デジタル)

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