アーティストの清川あさみさんが、ディズニー・アニメーション映画「アナと雪の女王」の大ヒットを記念してラフォーレミュージアム原宿(東京都渋谷区)でこのほど開催されたトークショーに出席した。大のディズニー好きという清川さんは映画からインスピレーションを受けて手がけたという話題のスペシャル・アートを披露し、「この企画が決まった時はとてもうれしかったです」と振り返り、「制作中はとても緊張しました。映画で感じた“氷”や“雪”の美しさを表現できたと思います」と胸を張った。
スペシャル・アートは、糸や布などの素材を用いて写真に刺しゅうを施すなど、手わざを生かした独特な手法で映画の神秘的な世界観を表現。清川さんは「パソコン上で一度でレイアウトなどを決め、出力したものを基に布やビーズを何層にも重ねて縫い付け、作り上げています。今回は1カ月くらいかかりました」と制作エピソードを披露。「次はぜひ、映画のエンディングのような季節が変わっていく様を描きたいです」と再コラボレーションに意欲をみせた。清川さんが特別審査員を務める同作のスタイリングコンテスト発表会も行われた。
「アナと雪の女王」は、運命に引き裂かれた王家の美しい姉妹・アナとエルサを主人公に凍った世界を救う“真実の愛”を描いたスペクタクルファンタジー。エルサが民衆の前で触れるものを凍らせる“禁断の力”を使ったことで、王国は雪と氷に閉ざされてしまい、“雪の女王”となったエルサは雪山に逃げ込み、愛する姉と王国を救うために、アナは雪山へ旅立つという……というストーリー。映画は全国で公開中。