クリスチャン・ルブタンが「バルテュス展」のために制作した限定サンダル「ロシニエール」
仏シューズブランド「クリスチャン・ルブタン」のデザイナー、クリスチャン・ルブタンさんが、友人だった仏画家バルテュス(本名:バルタザール・クロソフスキー・ド・ローラ)の回顧展「バルテュス展」のためにサンダルを制作し、20足限定で発売した。同サンダルは日本で行われる同展でのみ、販売されている。
サンダルの制作は、ルブタンさんが生前のバルテュスと親しい友人であったことから実現。バルテュスの妻・節子さんから依頼を受け、節子さんがバルテュスに贈った刺繍入りのスリッパを、ルブタンさんのデザインで再現した。バルテュスが晩年を過ごしたスイスの村の名前「ロシニエール」と命名された。価格は28万6200円。23、23.5、24センチがある。
同展は、バルテュスが2001年に亡くなってから日本で初めて開催される回顧展。ニューヨークのメトロポリタン美術館など、世界の美術館に収蔵されたコレクションや、個人所蔵の作品など100点以上の作品を展示する。愛用品も展示されるほか、晩年のアトリエも再現されている。会期は東京都美術館(東京都台東区)で6月22日まで、京都市美術館(京都市左京区)で7月5日から9月7日まで。