仏ブランド「ルイ・ヴィトン」の2014~15年秋冬コレクションの広告モデルに、仏女優のシャルロット・ゲンズブールさんや英モデルのジーン・キャンベルさんら5人が起用され、このほどビジュアルが公開された。撮影は、ジョン・レノンさんが亡くなる直前に妻のオノ・ヨーコさんとベッドで寄り添う写真を収めたことでも知られるアニー・リーボビッツさんをはじめ、ユルゲン・テラーさん、ブルース・ウェーバーさんといった著名なカメラマン3人が手がけている。7月下旬から店頭や雑誌で展開する。
広告には、ゲンズブールさんとキャンベルさんのほか、デンマーク人モデルのフレジャ・ベハさんとキルスティン・リエーグレンさん、エチオピア人モデルのリヤ・ケベデさんが選ばれた。撮影は「考える人」をテーマに、同じ日の同じ時刻にまったく異なる場所で撮影されたといい、リーボビッツさんがゲンズブールさんをニューヨークで、テラーさんはべハさんをベネチアで、ウェーバーさんはキャンベルさん、ケベデさん、リエーグレンさんをマイアミで撮影した。
広告キャンペーンの展開は、ニコラ・ジェスキエールさんがマーク・ジェイコブスさんの後任としてレディースのアーティスティック・ディレクターに就任して以来初めて。同ブランドが、広告キャンペーンで一度に3人のカメラマンを起用するのは異例で、ジェスキエールさんは「心から尊敬する3人のフォトグラファーから、見たこともないストーリーを紡ぎ出したかったのです」といい、「また、すでになじみのある彼らの領域から引き離してみたいとも考えました。現代ファッションについて、世界および私に何を伝えてくれるかを知りたかったのです」とコメントしている。