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長かった梅雨が明ければ夏本番。海水浴にプール、キャンプにお祭りと夏のレジャー、イベント、お出かけスポットは多彩だが、やはりはずせないのが花火大会。江戸時代から続く日本最古の大会から、世界遺産とのコラボレーションまで、全国各地で行われる注目の花火大会をピックアップした。
◇“日本最古”と“世界一”が光のコラボ 東京上空400メートルに花開く大輪
発祥は江戸時代とされる日本最古の花火大会、それが「隅田川花火大会」(7月26日開催)。当時は「両国の川開き」と呼ばれ、庶民にも親しまれたという。現在は、カラフルにライトアップされた“世界一の電波塔”東京スカイツリーとの光のコラボも大きな魅力だ。二つの会場から打ち上げられる花火は、合計約2万発で、5分間に1000発以上の花火が打ち上げられることも。昨年は大雨と強風のため、開始30分足らずで中止の憂き目にあい、無事決行されれば2年越しとなる感動のフィナーレは見逃せない。
そんな「隅田川花火大会」と並び、東京の夏の風物詩となっているのが「東京湾大華火祭」(8月10日開催)。毎年70万人近くが訪れる海上花火大会で、都内では最大級となる尺5寸玉(15号玉)が、約400メートル上空で花開くシーンは圧巻。お台場や晴海、豊洲、竹芝、芝浦といった湾岸エリアから、六本木ヒルズまで観覧場所は豊富。人気スポットは混雑が予想されるほか、チケット制になっているので、事前のチェックはお忘れなく。
◇夜空に羽ばたく不死鳥 大曲と土浦で匠の技を堪能
近年、「日本三大花火大会」と称されているのが新潟県の「長岡まつり大花火大会」(8月2、3日開催)と秋田県の「全国花火競技大会『大曲の花火』」(8月23日開催)、そして茨城県の「土浦全国花火競技大会」(10月4日開催)だ。昨年、約96万人を動員した長岡まつり大花火大会は、2日間で、正三尺玉(30号玉)を含む約2万発が打ち上げられる。音楽と連動し、ストーリー性に富んだ「天地人花火」、夜空に“不死鳥”を浮かび上がらせる「フェニックス」といった人気プログラムが、今年も登場する。
「全国花火競技大会『大曲の花火』」と「土浦全国花火競技大会」は、その名の通り全国の花火師たちが一堂に会し、匠の技を競い合う、いわば“花火の甲子園”。技術と創造性が融合したハイレベルな花火をエンディングまで楽しむことができる。大曲は、色煙で夕刻の空にさまざまな模様を描く「昼花火」も人気。土浦は、打ち上げ区域全体を利用した名物「土浦花火づくし」がコンテストにさらなる彩りを添える。
◇東海地区最大級に関西随一 世界遺産で一生の思い出作りも
そのほか、東海地区最大級といわれる愛知県の「豊田おいでんまつり花火大会」(7月27日開催)、関西随一の人気を誇る大阪府「なにわ淀川花火大会」(8月9日開催)もおすすめ。国内屈指の花火業者が集結する「豊田おいでんまつり花火大会」は、「メロディ花火」「ワイドスターマイン」からラストの「ナイアガラ大瀑布」まで見どころ満載。「なにわ淀川花火大会」は、今年16年ぶりに復活する尺玉(10号玉)の一斉打ちなど、期待を裏切らない迫力とボリュームで見る者を圧倒する。
また広島県の「宮島水中花火大会」(8月11日開催)は、写真愛好家が「最高のロケーション」と絶賛する。船から海中に投げ込まれた水中花火が、大音響を上げながら炸裂し、世界遺産・嚴島神社の朱の大鳥居や社殿を幻想的に浮かび上がらせる場面は、一生の思い出になるに違いない。