蒼井優：鈴木杏と女子トーク　女子高生は「無敵」

　女優の蒼井優さんと鈴木杏さんが12日、東京都内で行われた劇場版アニメ「花とアリス殺人事件」（岩井俊二監督、20日公開）の完成披露上映会に登場。2004年に公開された映画「花とアリス」の撮影当時、同じ高校に通う先輩と後輩だったという蒼井さんと鈴木さんは壇上で“女子トーク”を展開し、蒼井さんは高校時代を振り返って「この時期の女子は無敵」と笑顔を見せ、鈴木さんも「無敵だったし、バカだったなって思う」と昔を懐かしんだ。

　さらに蒼井さんは「『花とアリス』の頃、杏（鈴木さん）はもう“女優”で、でも私は“山猿”だった」と笑いを誘い、「（ヒロインの2人が）映画では高校生、アニメでは中学生。この時期を生きている方たちは、いまを大切にしてほしいし、そうじゃない方は引き出しから引っ張り出して“愛（め）でて”ほしい」と観客に訴えかけた。

　「花とアリス殺人事件」は、岩井監督の初の長編アニメ作品で、アリス（有栖川徹子）と花（荒井花）の2人の女子高生の日常、友情、恋に揺れる姿を描いた「花とアリス」の前日譚（たん）。花とアリスの出会いのエピソードなどが描かれる。「花とアリス」でダブルヒロインを務めた鈴木さんと蒼井さんが、同じ役の声優を務めることでも話題を集めている。