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女優の長谷川京子さん(36)が、木村文乃さん主演で放送中の連続ドラマ「マザー・ゲーム~彼女たちの階級」(TBS系、火曜午後10時)に出演している。モデルから女優へ転身し、美しく輝き続ける長谷川さんに、理想の女性像や女優業について聞いた。
◇理想は「常識があり常識的でない人」
長谷川さんが美しいと思う女性は「自分に自信がある人」。「自分に個性があって、かつ、ちゃんと品もある人。さらに“抜け感”のある人が好き。フランスの女優のような自由奔放(ほんぽう)に生きてるような人はカッコいいと思います」といい、「常識的であり、常識的でないような人になりたい」と理想を話す。
自分には「自信がない」という長谷川さん。「昔は自信がなくて、くよくよしていたことがいっぱいあった」と振り返ったが、「経験は自信とイコール」という考えから、現在は「36年間生きてきたという自分の経験と、2人の子供をどうにか育ててきたという経験が、自分の強みになっています」と心境に変化があった。
◇個性、品、抜け感をヘアスタイルに
長谷川さんの理想の女性像はヘアスタイルにも投影されている。これまでセンターパートのショートカットや、短めの前髪とロングヘアの組み合わせなど、ひとひねりしたヘアスタイルに挑戦しており、「個性」「品」「抜け感」を大切にしている。
女優という職業柄、「(老若男女に)受け入れられる髪形にしなくてはいけないので、なかなか個性的な髪形にはできない。いつもその葛藤」といい、「個性とメジャーのいいところを取る」というスタンスだ。そのスタンスに「中途半端という人もいるかもしれないと思います。分かりやすくコンサバではないし、分かりやすく個性的でもないから……」と本音をのぞかせ、「いいところをとってちょうど真ん中に行こうと思っています」とほほ笑んだ。
◇子供の存在で「女優業への考え方変わった」
2001年から続けている女優業は「(昔から)好きな気持ちは変わっていない」といい、「やっと年齢に合ったこと(演技)ができるようになった気がする」という。
2人の子供の存在も大きく「子供がどんどん成長して、子供のことも楽しいし、子供のことでやらなきゃいけないこともある。それもひっくるめて(女優業に対する)考え方の質みたいなものは、ちょっと変わったかもしれないですね」と自己分析。「日々、どう生きてどう感じるかは、すごくお芝居と密接なもの。しっかり生きていきたい」と話し、「40歳を過ぎて『いい女優だよね』と言われるようになりたいですね」と意欲を見せた。
<プロフィル>
はせがわ・きょうこ。1978年7月22日生まれ。千葉県出身。女性ファッション誌の専属モデルとして芸能活動を始め、2001年に女優デビュー。06年の「おいしいプロポーズ」(TBS系)で連続ドラマに初主演した。08年には河瀬直美監督の映画「七夜待」で主演を務めた。 13年のNHK大河ドラマ「八重の桜」に出演し、ヒロインの八重の兄・山本覚馬の妻、うらを演じた。女性ファッション・ライフスタイル誌「LEE」(集英社)で仕事やプライベートをつづる「おいしい歳時記」、女性ファッション・ビューティー誌「DRESS」(gift)で私物を交えたコーディネートを紹介する「長谷川京子の私服日記」を連載している。
*……「マザー・ゲーム~彼女たちの階級」は、ひょんなことから名門幼稚園に子供を通わせることになった年収250万円のシングルマザー・蒲原希子(木村さん)の奮闘を描く物語。長谷川さんのほか、名門幼稚園に子供を通わせ、希子と関わり合っていくセレブママとして貫地谷しほりさん、安達祐実さん、檀れいさんが出演している。