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俳優の玉山鉄二さんがニッカウヰスキーのアンバサダーに就任し、25日に東京都内で行われたイベントに登場。NHK連続テレビ小説「マッサン」で、同社の創業者・竹鶴政孝をモデルにした主人公を演じた玉山さんは、「竹鶴さんを調べていく中で、強い情熱と自信を持ってウイスキーを作り続けてきた魂を感じた。自分も役者をする上での、こびない美学、物作りに対する思いを強く胸に刻むことができた。竹鶴さんの思いを今後も胸に頑張っていきたい」と語った。
「マッサン」は、昨年9月末から今年3月末に放送され、期間平均視聴率21.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した人気ドラマ。「もともとはウイスキーを飲むことがあまりなかった」という玉山さんだが、ドラマを通じて今では「毎日飲む」ほどの大のウイスキー好きに。アンバサダー就任を「すごくうれしいですし、身が引き締まる思い」と喜び、「ニッカヰスキー、ジャパニーズウイスキーの素晴らしさを一生懸命伝えていきたい」と意気込んだ。
ウイスキーの魅力について、玉山さんは「出来上がるまでの歴史を知ることで、よりおいしく味わうことができると思う。ウイスキーというものはすぐに商品にできるものではなく、エンジニアの方が未来に向かって作るもの。大変ロマンチックというか、ちょっとゾクゾクする部分がある」と持論を展開。最近、ニッカの工場で自身の生まれ年の1980年のモルトウイスキーを購入したことを明かし、「若干のとろみもあって、角が取れて熟成されていた」と年代ものの深みを語った。
イベントは、ニッカウヰスキーの期間限定バー「NIKKA WHISKY STORY BAR TOKYO」の報道向け内覧会。バーで提供されるウイスキー3銘柄のテイスティングをした玉山さんは「ピートをすごく感じる」「ウッディーでチョコレートのよう」などと、次々と味や香りの違いを表現するウイスキー通ぶりを見せ、同社のチーフブレンダー・佐久間正さんを「非常に的確。素晴らしい」とうならせていた。
バーでは、「竹鶴」「ザ・ニッカ」「スーパーニッカ」など、創業時から多くの人々に親しまれてきたウイスキー11銘柄とフードメニューを提供。各銘柄の開発秘話や歴史をまとめたストーリーブックが閲覧できるデジタルデバイスも店内に設置されている。東京・六本木の六本木ヒルズ内「hills cafe/space」で26日から7月12日まで営業。