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相武紗季:中越典子とトイレで激突 “女子2人”がドラマ「仮カレ」語る

 女優の相武紗季さんが主演の連続ドラマ「仮カレ」(NHK・BSプレミアム)が11月3日にスタートする。相武さんは上昇志向の強いキャリアウーマンを演じ、女優の中越典子さんが結婚を目標に掲げるアラフォーの事務職の女性という対照的なキャラクターを演じる。初共演となる相武さんと中越さんの“女子2人”に、撮影中の様子やドラマの見どころを聞いた。

 ◇トイレの撮影は一番の難関

 ドラマは、ネット通販会社の若きチームリーダーで上昇志向の強い豊島杏(相武さん)と結婚を目標に掲げるアラフォーの女性で事務デスクの原田美樹(中越さん)という正反対の2人の女性が、仕事や恋愛、結婚といった人生の難題に立ち向かう姿を描く。俳優の塚本高史さんや白洲迅さん、眞島秀和さん、お笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹さん、女優の古畑星夏さんらも出演する。

 見どころの一つは、杏と美樹という対照的な2人の女性がトイレで本音をぶつけ合うシーンで、ドラマではトイレのシーンが毎回登場する。相武さんは、中越さんとは初共演だが「トイレで、赤裸々に語るシーンを撮ってから、いい空気ができた」と話す。トイレのシーンは、相武さんが「1日目の撮影が終わるとぐったりしました。トイレのシーンは難しかったけど楽しい」、中越さんが「密室なので熱かったんですよ。畳みかけるようにしゃべるので、一番の難関でしたね」と話すように、撮影には苦労したようだ。

 中越さんは、トイレで本音をぶつけ合う女性の行動について「(自分の)結婚式の2次会で友達とトイレで話す機会があったのですが、男性に見せられない部分を話して、デトックスする。すごく分かります」と共感している様子だが、相武さんは「ないです」と経験がない様子。

 ◇仮カレは器用じゃないから作れない

 相武さんと中越さんは初共演だが、撮影前に偶然会ったことがあるといい、相武さんは「舞台を見に行った時にたまたまお会いして、声を掛けたら失礼かなと心配したけれど、とても気さくな方だった。いいお姉さん。すっぴんだったし、絶対いい人だ!と思った」と明かす。中越さんは「すっぴんじゃない!」と笑顔で否定しつつ、相武さんのイメージを「はつらつとして可愛らしい。さばさばして白黒はっきりしている」と語る。

 また、ドラマは、結婚を前提としていない交際相手で、とりあえず付き合っている……という“仮カレ”という言葉がタイトルになっている。相武さんが演じる杏には、派遣社員の村井直人(塚本さん)という“仮カレ”がいるが、相武さんは「仮カレは、器用な女性だったらイイかもしれないけれど、私は不器用だから作れない」と語った。

 杏について「言いたいことを全部言ってくれるキャラなので、気持ちよくお芝居ができる」と語る相武さん。杏とは対照的な美樹を演じる中越さんとともに「仮カレ」での本音の演技が注目される。

 「仮カレ」はBSプレミアムで11月3日から毎週火曜午後11時15分に放送。全8話。

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