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俳優の津川雅彦さんが21日、東京都内で行われた長編アニメーション「リトルプリンス 星の王子さまと私」(マーク・オズボーン監督)の初日舞台あいさつに、人気子役の鈴木梨央さんらと登場。鈴木さんから「すてきな大人になるには」というアドバイスを求められた津川さんは「僕のような旦那さんをもらわないようにすることだな。要するに浮気をするからね」と“大人のジョーク”で返し、鈴木さんを驚かせた。
舞台あいさつには、日本語吹き替え版で声を担当した津川さん、鈴木さんのほか、瀬戸朝香さん、伊勢谷友介さん、ビビる大木さん、池田優斗さん、オズボーン監督も出席。津川さんの発言を聞いたビビる大木さんは、ともに10歳の鈴木さんと池田さんに、とっさに「今のは聞かなかったことにしようね」と話し、会場の笑いを誘った。
また「すてきな大人になるには」というアドバイスにビビる大木さんは「大人にならないっていうのも、またすてきな大人だよね」といい「少年の気持ちを持った大人を目指してたんだけどね。今41歳ですけど、自分が買ったプリンを勝手に(他人に)食べられたら本気で怒るとか」と話すと、鈴木さんは苦笑。伊勢谷さんは 「おじさんはバイクに乗り続けてるんだよね。スピードの向こう側に行こうとしてるんだな」といい「自分がいいなと思うことをやり続けて、いつの間にか年を取ったときにすてきな大人になってるんじゃないかな」と笑顔を見せた。
5月に仏カンヌで開催された「第68回カンヌ国際映画祭」に出席した鈴木さんは「生まれて初めての海外がカンヌ国際映画祭という素晴らしい場所で、素晴らしい体験ができてすごくうれしかったです。世界中の方が愛している作品に、私が関わることができてすごく幸せです。この作品を一人でも多くの方が見ていただいて、大切なことは何かって感じてもらえたらうれしいです」と完璧なスピーチをすると、伊勢谷さんら共演者は「すごいな!」と感嘆していた。
「リトルプリンス 星の王子さまと私」は、サン・テグジュペリ不朽の名作「星の王子さま」から生まれた長編アニメーション。名門校の学区内に引っ越してきた女の子(声:鈴木さん、マッケンジー・フォイさん)は、お母さん(声:瀬戸さん、レイチェル・マクアダムスさん)の計画した人生設計に従い、友達もできず勉強漬けの日々を送っていた。ある日、女の子のもとに、隣に済む風変わりなおじいさん(声:津川さん、ジェフ・ブリッジスさん)から紙飛行機が届く……というストーリー。