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今週シネマ:23、25、26日公開の映画「映画ちびまる子ちゃん」最新作「クリード」「きみといた2日間」…

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。23日は、人気アニメ「ちびまる子ちゃん」の放送25周年を記念して製作された劇場版最新作「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」(高木淳監督)、映画「ロッキー」シリーズの最新作となる「クリード チャンプを継ぐ男」(ライアン・クーグラー監督)、今年の米アカデミー賞で3部門に輝いた「セッション」(2014年)で主人公を演じたマイルズ・テラーさんが主演した「きみといた2日間」(マックス・ニコルズ監督)などが公開された。

 「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」は、23年ぶりの劇場版で、原作者のさくらももこさんが脚本を担当。まる子たちが住む町に世界の国から子供たちがやって来て、まる子の家にはイタリア人の少年アンドレアが滞在することになり、まる子と積極的に交流を図ろうとする……というストーリーだ。空港の別れのくだりなど涙なしでは見られないシーンや、灯篭(とうろう)祭でのちびまる子ちゃん史上最高と思われる“胸キュン”シーンなど見どころ満載。アンドレアの声を俳優の中川大志さんが担当し、タレントのローラさん、振り付け師のパパイヤ鈴木さん、お笑いタレントの劇団ひとりさん、渡辺直美さんもゲスト声優として参加。オープニング曲「おどるポンポコリン」と挿入歌「キミを忘れないよ(ムービーバージョン)」を大原櫻子さんが担当している。

 「クリード チャンプを継ぐ男」は、シルベスター・スタローンさん主演で人気を博したシリーズの最新作にして初のスピンオフ作品。ロッキーが親友でライバルであるアポロの息子と出会い、ともにチャンピオンを目指して奮闘する姿が描かれている。“師弟の人間ドラマ”という王道のストーリーではあるが、根底にある相当量の熱が魂を震えさせる。シリーズ1作目を彷彿(ほうふつ)とさせる展開は、往年のファンであれば涙腺を刺激されてしまうかも。ロッキー・バルボアをスタローンさんが演じるほか、アドニス・ジョンソンをマイケル・B・ジョーダンさんが演じている。

 「きみといた2日間」は、インターネットで知り合った男女の2日間における心の軌跡を描いた作品。「ウォーム・ボディーズ」(2013年)に出演したアナリー・ティプトンさんがヒロインを務めるほか、米ドラマ「ゴシップガール」(07~12年)でバネッサを演じたジェシカ・ゾーさんらが出演している。時間を持て余した男女それぞれの“本音”があけすけで驚く。監督を務めたのは、「卒業」(1968年)や「ワーキング・ガール」(88年)などで知られるマイク・ニコルズ監督の息子マックスさんで、今作が初の長編監督作となる。

 このほか25日は、「スパイダーマン」のトビー・マグワイアさんが主演で希代の“変わり者”にして伝説の天才チェスプレーヤー、ボビーフィッシャーを描いた「完全なるチェックメイト」(エドワード・ズウィック監督)が公開。26日は、2014年の第27回東京国際映画祭でグランプリと最優秀監督賞をダブル受賞した話題作「神様なんかくそくらえ」(ジョシュア&ベニー・サフディ監督)、1989年の結成から今日までの26年間に撮影された映像と、元メンバーやスタッフ、ミュージシャンなど関係者の証言で構成された電気グルーヴのヒストリームービー「DENKI GROOVE THE MOVIE?~石野卓球とピエール瀧~」(大根仁監督)などが公開される。

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