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俳優の小栗旬さんと、女優の柴咲コウさんが1月31日、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ(名古屋市港区)で、公開中の映画「信長協奏曲(コンツェルト)」(松山博昭監督)の舞台あいさつを行った。戦国時代にタイムスリップした高校生・サブローが、自分にそっくりな織田信長と出会い、病弱な信長に代わって天下統一を目指す物語で、小栗さんが一人二役を演じており、柴咲さんは「(役によって)出すオーラが全然違うので、別人って感じ」と絶賛。小栗さんは「ありがとうございます」と恐縮した様子だった。
この日は観客から質問を受け付け、「二役を演じて一番大変だったこと」を聞かれた小栗さんは「出番が終わったーと思ったのに、また次に違う役の出番があるってこと」とコメント。クライマックスの本能寺のシーンでは、2日間で演じる人物が異なったといい、「前日の自分の芝居を覚えておかなきゃいけないのが大変でした」と話した。
2人は29日から同日まで、3日間で鹿児島、熊本、福岡、兵庫、大阪、名古屋と舞台あいさつを行っており、柴咲さんは「素の小栗旬さんが見えた。かなり自然体。すぐ顔に出るよね。いろんなことが顔にも言葉にも出る」と笑顔で指摘。小栗さんは「そうですね」と苦笑いだった。また、2人はこの日の朝に名古屋に着き、昼食に名古屋名物の「ひつまぶし」と「みそ煮込みうどん」を食べたという。昨晩は「大阪でサッカーを見ました」と明かしていた。
「信長協奏曲」は石井あゆみさんの人気マンガが原作で、2014年にフジテレビでアニメ、連続ドラマ化され、ドラマ版は小栗さん主演で“月9”枠初の時代劇として同年10月期に放送された。映画は、安土城の完成と、天下統一を目前にしたサブローが、柴咲さん演じる帰蝶(きちょう)との結婚式を計画するが、その場所が京都・本能寺で……という展開。1月23日に公開され、30日までに観客動員数は100万人を超え、興行収入は14億円を突破した。