「薄桜鬼SSL ~sweet school life~THE MOVIE」のワンシーン (C)2015IF・DF/「薄桜鬼SSL~sweet school life~」製作委員会
人気ゲーム「薄桜鬼」シリーズのスピンオフゲーム「薄桜鬼SSL~sweet school life~」を実写化した映画「薄桜鬼SSL~sweet school life~THE MOVIE」(宮下健作監督)が6日に公開される。「薄桜鬼SSL~sweet school life~」は、08年に発売された新選組をモチーフにした恋愛アドベンチャーゲーム「薄桜鬼~新選組奇譚~」に端を発するシリーズの一環で、キャラクターはそのままに舞台を幕末から現代の学校に移した物語が展開する。映画はゲームのコンセプトに沿って制作され、男子校だった「薄桜学園」が共学となり、ただ一人の女生徒が入学したことから巻き起こる騒動を描く。中村優一さん、染谷俊之さんのほか、木村敦さん、石渡真修さんら若手男性俳優が顔をそろえている。
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試験の成績が悪いと恐怖の罰則がある2月の定期試験を前に、学園初の女生徒・雪村千鶴(大野未来さん)がいるバレンタインデーを控え、浮かれる薄桜学園の生徒たち。自分の想いに気付いた藤堂平助(石渡さん)と沖田総司(木村さん)が千鶴(大野未来)にアプローチする中、斎藤一(染谷さん)も胸の苦しみの原因に気付く。そんな中、風間千景(井深克彦さん)は千鶴からチョコレートをもらうため、生徒会長の権限で「全学年最高得点者には願い事を一つかなえる」というルールを勝手に作成。教頭の土方歳三(中村さん)は学園の状況を苦々しく見守っていたが……というストーリー。
恋愛アドベンチャーゲームが原作のため、細かい部分でのツッコミ要素は多々あるが、こうした作品を見る際には、そんなささいなことなど気にしてはいられない。特に今作は勢いのある若手イケメン俳優たちが部活や友情、勉強、さらに恋愛を謳歌するキャラクターを丁寧かつ情感たっぷりに演じていて感情移入しやすく、キャストの生き生きとした表情に思わず引き込まれてしまう。個性豊かな男性陣が一人の女性に向ける恋心を描いた萌(も)えシチュエーションの物語だけに、見る側も自分が学園に入った気分に浸って盛り上がり、自分なら誰を選ぶかを考えるのも楽しみ方の一つだ。人にとってはハードルが高いかもしれないが、男性なら女性へのアプローチの仕方を参考するのもありかもしれない。6日からシネマート新宿(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
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