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米倉涼子:松本清張作品で時代劇初主演 大奥の悪を“斬る”

 女優の米倉涼子さんが、フジテレビ系で4月に放送されるスペシャルドラマ「かげろう絵図」に主演することが19日、明らかになった。原作は松本清張さんの時代劇サスペンスで、米倉さんが時代劇に出演するのは2003年のNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」以来、13年ぶり2度目。現政権の悪事と裏事情を探るため、スパイとなって“大奥”に奥女中として入り込む勇猛果敢なヒロイン・縫(ぬい)を演じる。米倉さんは「40歳にして、大奥という初めての世界で、勉強させていただいています。私は落ち着きがないので時代劇は似合わないと思っていたのですが、大人になったので“耐える”ことも必要かなと思うようになり、日本人の女性として女性らしいところを出していく良い機会になったと思います」と語っている。

 これまで「黒革の手帖」をはじめ、数々の松本清張サスペンスに主演してきた米倉さんは「ただの時代劇ではなく松本清張先生の時代劇ということで、ぜひやらせていただきたいと思いました」といい、ドラマについては「今までやらせていただいた松本清張作品の中では温かみがあって、光が差している作品だと思います。時代劇という中で演じさせていただくと、いろいろなことが目新しくて、“なるほど”と感心することも多く、面白いです」と印象を明かしている。

 「かげろう絵図」は、江戸時代の後期、世間を騒がせた一大ゴシップ“感応寺事件”をモチーフにした重厚な歴史サスペンス。江戸城・大奥の支配をもくろむ巨悪の腐敗に迫るため、毒々しくも華やかな大奥に身ひとつで潜入することとなったヒロイン・縫の活躍を描く。縫がひそかに恋心を寄せる島田新之助を山本耕史さん、新之助が身を寄せる三味線と富本節(とみもとぶし)の師匠・豊春(とよはる)を夏川結衣さんが演じ、國村隼さん、竹中直人さん、津川雅彦さんらも出演する。

 米倉さんは「豪華な衣装や、女同士の権力争いなど大奥ならではの世界で、今まで私が演じた松本清張作品とはまた違った面白さが詰まった、見どころ満載のエンターテインメント作品に仕上がったと思います」と自信をのぞかせ、「運命に翻弄(ほんろう)されながら、好きな人への愛を信じて、人生を懸けて大奥の中で危険な道を歩いて行くヒロイン、縫の姿をぜひご覧ください」とアピールしている。

 「金曜プレミアム 松本清張スペシャル『かげろう絵図』」は、4月8日午後9時~同11時22分に放送される。

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