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英俳優のエディ・レッドメインさんが妻のハンナ・バグショーさんを伴って来日し、9日に東京都内で行われた映画「リリーのすべて」(トム・フーパー監督)のジャパンプレミアに2人そろって出席。レッドカーペットでは、妊娠中の妻を気遣うように優しくエスコートし、報道陣やファンの撮影に笑顔で応じた。
レッドメインさんは、ラルフローレンのチェックの3ピース、妻のバグショーさんはアレキサンダー・マックイーンの鮮やかなブルーのドレス姿。レッドメインさんがファンサービスに応じた後、写真撮影のタイミングでふっくらおなかのバグショーさんが加わると、貴重な夫婦ショットに観客は大きな歓声を上げて喜んだ。
レッドメインさんは2013年に映画「レ・ミゼラブル」のブルーレイディスク(BD)とDVDのPRで訪れて以来、2度目の来日だが、日本のファンの前に登場するのは今回が初めて。レッドカーペットの招待客100人には20倍の応募があり、舞台あいさつが行われた座席数約850の会場のチケットはわずか7分で完売するという人気ぶりだった。
この日、レッドメインさんは、レッドカーペットでファンとの握手やサインの求めに応じ、舞台あいさつでは「こんにちは! エディです! ありがとう」と日本語であいさつ。「前回は短い滞在だったけど、今回は長く滞在してたくさんの方と触れ合い、皆さんのサポートを感じることができて、本当にこんな体験は初めてです」と日本のファンの歓待を喜んでいた。
また、今回の来日では、プライベートで妻と観光したことを明かしたレッドメインさん。「ロスから到着した翌日、時差ボケで朝早く起きてしまったので、5時くらいに築地市場に行ったら、その時間帯は『観光客は入れない』と言われてしまって。そのまま、明治神宮に行ったら、霧が立ち込めていて本当に美しかった。それから渋谷に行ったんですが、世界でもっとも人通りが激しいといわれていたのに、朝早すぎて誰もそこにはいませんでした」と笑いを交えながら語った。
「リリーのすべて」は、今から80年以上も前に世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。レッドメインさんと巨匠フーパー監督が「レ・ミゼラブル」に続いてタッグを組んだ作品で、第88回アカデミー賞では主要4部門にノミネートされた。18日公開。ジャパンプレミアにはフーパー監督も出席した。