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33歳、海外留学します!:第43回 留学するならどっち? ロンドンとダブリンの語学学校を比較

 アイルランド・ダブリンへ語学留学し、ロンドンに引っ越しをしたエディターでライターのハマコさん=仮名=が、現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回はロンドンとダブリンの語学学校を比較し、その違いについてつづります。

 ◇生徒の国籍が多様なロンドン 欧州人気が高いダブリン

 「英国人の発音は聞き取りにくいでしょ?」とよく聞かれます。少なくともロンドンで暮らす分には、あまりそうは感じません。むしろアイルランドにいた頃の方が、リスニングに苦労した記憶があります。ダブリンのような都会で暮らす人でも、多少なまりがあったんです。

 ロンドンに英語を学びに来る生徒の国籍は、千差万別です。私が通っていた都心の中規模校の場合は、日本人と韓国人が多く、次いでヨーロッパ、そして南米からの生徒という構成でした。印象的だったのがチェコやジョージア、トルクメニスタン、タイ、アルゼンチンからの生徒も長期留学をしに来ていたこと。国籍の幅が広い点に、ロンドンらしさを感じました。

 一方、ダブリンの語学学校に通う生徒の国籍は、ヨーロッパとサウジアラビアからの生徒が大半を占め、韓国とブラジルからの生徒も多くいました。ただサマーホリデーシーズンはちょっと特別。イタリアやフランスから高校生のグループが数十人単位でやって来て、ちょっとしたカオス状態になる学校もありました。私の通っていた学校は臨時で先生を2、3人増やし、別の建物を借りて教室を増やし、ピークシーズンを乗り切っていました。

 なぜイタリア、フランスから大量の高校生が押し寄せるのか。ダブリンはユーロ圏内なので、ユーロ圏からは両替が必要ない点で便利なことと、格安フライトも多くアクセスがしやすいため、高校生の夏期語学研修先としてはうってつけなのだそうです。物価は安くありませんが、飛びぬけて高いわけでもないので、そういう背景も人気を後押ししているようでした。

 次回もロンドンとダブリンの違いについてつづります。

 <プロフィル>

 ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」とアイルランド・ダブリンへ留学。ダブリンの学校を修了した後、ロンドンへ引っ越した。

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