「女も殿であれ!~UNO式サクセスルール~」を出版した神田うのさん
タレントの神田うのさんが、最新本「女も殿であれ!~UNO式サクセスルール~」(講談社)を出版した。芸能活動とともにデザイナーとしてもパワフルにキャリアを重ねる一方、プライベートでは2007年に結婚し、11年に第1子となる女児を出産。外では“殿”として戦う神田さんが、鎧兜(よろいかぶと)を脱いで優しいママになる日常や、大切にしている子育てのルールについて聞いた。
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◇娘の成長に涙 「子供の才能は無限」
現在、神田さんの娘は4歳。「バイオリンを習っているんですが、1年前には弾けなかった『きらきら星』なんかも上手に弾けるようになりました。子供の才能は無限なんだなって思いますね。一生懸命に指を動かして……」とその成長ぶりに目を細める。
「まだ小さいので、習い事は親も一緒になって頑張って。去年、バイオリンの発表会があったんですが、涙で前が何も見えなくなるくらいに号泣してしまいました(笑い)。自分がステージに立つときはまったく緊張しないのに、娘の初舞台にはすごくドキドキしていました」と母の顔で語る。
◇毎朝5時半起きでお弁当作り
「娘はかけがえのない存在であり、宝物。それまで仲の良い友達でも、大好きなボーイフレンドでも、大切な家族でもずっと変えられなかった私が、娘ができたことで何もかも一瞬で変わりました」と語る神田さん。「昔は朝まで飲んで遊んでいたのに、今は毎朝5時半に起きて、娘のためにお弁当を作っているんですから。自分でもびっくりです」と笑う。
小さい頃から「姫」というニックネームで呼ばれ、周囲から「散々愛をもらってきた」という神田さんだが、「娘は、初めて自分の命に代えてでも守りたいと思った存在。自分が飛び込んで娘が救われるなら、自分が死ぬかなんて考える前に飛び込みますね」と愛の深さを語り、「自分が親になってみて初めて、両親から当たり前のようにもらっていた愛情を、当たり前ではなかったんだと気づきました」と両親への感謝も口にする。
◇親から子へ つなぐ愛のバトン
神田さんは、14歳でモデルとしてデビュー。華やかな仕事とあって、「たぶん両親がしっかり守ってくれていなかったら、外でめちゃくちゃにされていたかもしれません。私が道を外さないように、両親は本当に深い愛で私を育ててくれた」と語り、「だからこそ、娘にも、一番に愛情を注ぐことが大切だと思っています」と実感を込める。
その上で「食育」にも手を抜かないのが、神田さん流子育てのルール。自身、食事からおやつに至るまで母の手作りで育ったというが、「おいしい食事を作ることも愛情の一つ。前の晩から仕込みをして、朝早く起きてお弁当を作る。今までは誰のためにも、自分のためにだってやらなかったことなのに(笑い)。今度は、母と同じことを私が娘にしてあげる番です」と親から受け取った愛のバトンをつないでいる。
次回は、ファッションアイコンとして注目を集め、デザイナーとしても活躍する神田さんに、最新のおしゃれ術やスタイルキープ法、憧れの女性像を聞く。
<プロフィル>
かんだ・うの。1975年生まれ、神奈川県出身。14歳でモデルとしてデビューし、19歳で芸能界に進出。現在は情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)に木曜レギュラーとして出演するほか、ウエディングドレスのブランド「シェーナ・ドゥーノ」などのデザイナーとしても活躍している。
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