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タレントの神田うのさんが、最新本「女も殿であれ!~UNO式サクセスルール~」(講談社)を出版した。10代からファッションアイコンとして注目を集め、現在はデザイナーとしても活躍する神田さんに、最新のおしゃれ術やスタイルキープ法、憧れの女性像を聞いた。
◇うの流“美のトレンド” クラシックバレエも再開
この日の神田さんのファッションは、エスカーダのピンクの優しい色合いのワンピースに、同色のヒールを合わせたエレガントなスタイル。「もともとピンクは好きな色ですが、今年の春夏もピンクはオススメですね。青みのあるものよりは、サーモンっぽいオレンジがかった感じ。それから、黄色。ブルー寄りのグリーンも可愛いと思います」と注目のカラーを語る。
「今年は申年(さるどし)なので、赤が運気を上げると聞いて、冬は洋服もメークも赤が多かったのですが、季節に合わせてカラーを楽しみたいと思っています」といい、「お帽子やカチューシャなど、小物も重要なアイテム。私の好みとしては、素材がいいものだったり、繊細なレースなど、エレガントなものを選ぶようにしています」と自身のおしゃれ術を語る。
変わらぬスレンダーな体形で、さまざまな洋服を着こなす神田さん。しかし、「スタイルキープは全然できていなんですよ(笑い)」といい、「最近、久しぶりにバレエを習い始めました。娘も習っているんですが、同時間帯のママクラスに参加しています」と1998年の長野パラリンピック開会式以来となるクラシックバレエを再開したという。
◇年を重ねてぶつかった壁 乗り越えて「強く優しい人に」
14歳でデビューし、芸能生活も今年で22年目。3月に41歳の誕生日を迎えた神田さんに憧れの女性像を聞くと、「強くて優しい人」といい、「そのためにも41歳になって掲げた目標が“精神的自立”なんです」という答えが返ってきた。
「今までの私のモットーは“人に優しく、自分にも甘く”でした。でも、それではだめなんですね。年齢を重ねるごとに、人生が厳しく難しいものになってきた。若い頃はスムーズに行っていたことがうまくいかなかったり、信頼していた人に裏切られたり……。私はこれまですごく恵まれた環境で生きてきたけど、これからは自分の甘さを反省して、自分に厳しくしていかないといけないなと感じています」と明かす。
「神様は乗り越えられない試練は与えないはず。苦しいことを乗り越えてこそ、強くなれるし、優しくなれると思うんですよね。いろいろな経験をした人は魂が磨かれるんだなって。年上の友人が『山を登っているときはつらいし、苦しい。でも、ときには谷を作って休憩しながら登ってみて』とアドバイスをしてくれて。徐々にではありますが、弱い自分に打ち勝つ精神力を身につけていきたいです」と凜(りん)とした表情で語った。
<プロフィル>
かんだ・うの。1975年生まれ、神奈川県出身。14歳でモデルとしてデビューし、19歳で芸能界に進出。現在は情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)に木曜レギュラーとして出演するほか、ウエディングドレスのブランド「シェーナ・ドゥーノ」などのデザイナーとしても活躍している。